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■女子目線で選んだスポーツカー・ベスト3はこちら!
東京オートサロンの花形といえば、なんといってもスポーツカー。エンジンやサス、吸排気系など、走りのパフォーマンスを高めるチューニングはもちろん、エアロパーツやホイールなど、ドレスアップを兼ねたカスタムまで、各メーカー・ショップ自慢のパーツとテクニックがふんだんに盛り込まれたクルマがたくさん展示されていました。
その中から、東京オートサロンに初めて足を踏み入れたワタシが、女子&初心者目線で気になったスポーツカー3台をご紹介します!
●やさしいブルーが映えるミッドシップ「LOTUS SPORT 220-II」
ロータスエリーゼスポーツ220-IIは、220psの高出力を誇る1800ccDOHC4気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載した、重量わずか904kgのミッドシップスポーツカー。そのスペックをみるだけでも、クイックな走りがくっきり想像できますね。
でも私のお気に入りポイントは、スカイブルーの可愛いボディカラー。明るいパステルトーンが生み出すやわらかな陰影が、官能的なカーヴィボディのラインをいっそう際立たせています。いっぽうドライバーズシートに乗り込むと、そこはキュッとタイトな漆黒の空間。レースカーを思わせるコックピットの雰囲気に、走りの気分が一気に盛り上がります。
エリーゼスポーツは、おしゃれで可愛いのに、しっかり自立した芯の強い女性にぴったりのクルマです。女子に憧れられるクルマには、やっぱり女子に憧れられる素敵な女性がよく似合いますよね。
●名車バイクへの熱いオマージュ「スズキ スウィフト スポーツ KATANAエディション」
昨年のケルンショーで新型が発表されたスズキの大型バイク KATANA。初期型発表当時、斬新なデザインと突出した性能で「ケルンの衝撃」と呼ばれたKATANAは、38年の時を経てふたたび世界に大きな衝撃をもたらしました。スウィフト スポーツ KATANAエディションは、スズキ二輪車の伝説的代名詞となった、このKATANAのテイストをクルマで再現したマシンです。
KATANAとまったく同じ塗色を使ったシルバーのボディカラーや、アクセントとなっている赤いストライプ、日本刀をイメージさせるロゴなどのグラフィックはもちろん、シャープなエッジをもつグラマラスなボディまで、みごとにKATANAのデザインが再現されています。またスウィフト スポーツの走りを活かしつつ、カリカリのチューニングカーではなく、風をうけてゆったり走れるクルマに仕上げられていることで、新生KATANAの乗り味までが表現されています。
●よみがえる往年のライトウェイト・スポーツ「インパルス☆AE86トレノ」
1983年に初期型が発表された古いスポーティ・カーながら、いまも根強い人気を誇るトヨタ AE86トレノ/レビン。あまりクルマに詳しくない女子でも、このクルマなら知っているという人は少なくないはずです。操る楽しさにあふれたクルマだからという理由もさることがら、漫画『イニシャルD』の大ヒットで人気に火がついたことは、いまさら説明するまでもなさそうですね。
インパルスのAE86は、たんなるレストア車ではなく、エンジンもミッションもサスペンションも、走りのパーツのほとんどすべてをアップデートしたチューニングカーだという点が大きな特徴。エンジンは5バルブに換装されてマックス195psを発生、さらに6速ミッションが組み込まれ、当時のN2カー並みの速さを誇ります。でもパワステが装備されていて、ドライビングにそれほど腕力が要らないところが女子にも嬉しいポイントです。
インパルス☆AE86トレノは、男まさりのかっこいい走りで峠のアイドルになれちゃう、ちょっとやんちゃな女の子にピッタリですね。
(写真:高橋克也 文:村上菜つみ)