ニュルFF車最速の「メガーヌR.S. トロフィーR」登場【東京オートサロン2020】

●世界限定500台。国内販売は47台。カーボン・セラミックパックは4台限定!

ルノー・ジャポンは、2020年の東京オートサロンでのプレスカンファレンスで、メガーヌR.S.トロフィーRを発表。そしてプレスカンファレンス終了後の1月10日(金)午前11時から購入の申込み受付を開始した。

ルノー・ジャポンTAS2020ブース
ルノー・ジャポン・ブースに登場したメガーヌR.S. トロフィーR カーボン・セラミックパック

今回発表された、メガーヌR.S.トロフィーRは、メガーヌR.S.トロフィーRとメガーヌR.S. トロフィーR カーボン・セラミックパックの2タイプを発売。

ともにワールドワイドに数量限定モデルとなっており、世界限定500台のみ発売されるメガーヌR.S.トロフィーRは国内販売47台(規定台数に達し次第、申込受付終了)、同じく世界限定30台のカーボン・セラミックパックは国内4台のみの販売となっている。こちらは申込受付の後、抽選販売となる。ちなみに、このブースに登場したのは、カーボン・セラミックパックとなる。

メガーヌR.S. トロフィーR
メガーヌR.S. トロフィーR カーボン・セラミックパック

メガーヌ R.S. トロフィーRは、2019年4月5日に、ドイツのニュルブルクリンクサーキットの量産FF車最速となる7分40秒100を記録したモデル。軽量化と空力性能を突き詰めており、リアシートレス仕様で、各所にカーボンパーツを多用。これによりメガーヌR.S.トロフィーに対して130㎏もの軽量化を実現。

シャシーではメガーヌ R.S. トロフィーに装着されている4輪操舵システム(4WS)も取り払っており、シャシーのセットアップもトロフィーとは全く異なっている。空力にも注力しており大型のカーボンディフューザーをリアに装着し、フロア下の空気の流れも改善しているモデルとなっている。

リアディフューザー
メガーヌR.S. トロフィーR カーボン・セラミックパックのリアディフューザー

価格は、メガーヌR.S.トロフィーRが689万円、カーボン・セラミックパックは949万円となっている。また、そのカーボン・セラミックパックの専用装備であるカーボンホイールも展示されている。

カーボンホイール
メガーヌR.S. トロフィーR カーボン・セラミックパック専用カーボンホイール

このプレスカンファレンスでは、ひと足早くそのメガーヌR.S.トロフィーRに乗っている谷口信輝選手が登壇し、日本モータースポーツ記者会の大谷達也副会長とのトークショーを行った。

ルノーというイメージはあまりない谷口選手だが、雑誌の企画などで乗らせてもらった際に「メチャクチャよくて、この仕上げを担当した方は天才だな」と言ったことをきっかけにルノーとの関係がスタートした様子。

谷口信輝選手とメガーヌR.S.トロフィーR
メガーヌR.S.トロフィーRのプレスカンファレンスには谷口信輝選手が登場

「谷口選手にとって、どういうクルマがいいクルマ?」という質問に対し、谷口選手は「自分とクルマがリンクするか、安心感があるか」というところだという。

ステアリング・レスポンス、アクセル・レスポンス、ブレーキ・レスポンスといったところで、自分が操作した分だけ、反応すること、だという。だからと言ってパワーが無くて安全すぎるのは、今度は刺激が無くて退屈になってしまうので、パワーも必要だという。

それに対して、このルノー・メガーヌ R.S.トロフィーRは、その期待しているところのちょっと上を行くクルマだという。このクルマ、どれだけポテンシャル持っているのよ?と思うほど、乗っててすごく高揚するクルマだという。

この貴重なクルマ、気になったら申し込みを急ぐべし!

この記事の著者

青山 義明 近影

青山 義明

編集プロダクションを渡り歩くうちに、なんとなく身に着けたスキルで、4輪2輪関係なく写真を撮ったり原稿書いたり、たまに編集作業をしたりしてこの業界の片隅で生きてます。現在は愛知と神奈川の2拠点をベースに、ローカルレースや障がい者モータースポーツを中心に取材活動中。
日本モータースポーツ記者会所属。
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