ホンダ・ステップワゴンが一部改良。ハイブリッド仕様の車名を「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に変更【新車】

■シート表皮に撥水撥油加工が施された「FABTECT(ファブテクト)」を設定

2020年1月9日、ホンダはMクラスミニバンのステップワゴンを一部改良しました。今回の小変更では、同社の電動化コア技術である高効率、低燃費を誇る2モーターハイブリッドシステムを搭載した仕様を、新型フィットと同様に「e:HEV(イーエイチイーブイ)」という名称に変更。

ホンダ ステップワゴン
一部改良を受けたホンダ・ステップワゴン

また、SPADA(スパーダ)、e:HEV SPADAのシート表皮に撥水撥油加工が施された「FABTECT(ファブテクト)」が採用されています。同シートは、油汚れがついたり飲み物をこぼしたりしても、拭き取りやすく、シミになりにくいのが特徴で、ファミリー層が中心のミニバンだけにありがたい装備。

ホンダ ステップワゴン
ステップワゴンのインパネ

なお、「FABTECT」の撥水撥油効果は、液体汚れに対して効果があり、お菓子のカスなどの固体汚れに対しては効果を発揮できないそう。液体の場合も繊維の奥まで入り込んだ汚れや、極端に水で落としにくい汚れなどは、撥水撥油効果が十分に得られないことがあります。また、洗剤を使用すると撥水撥油効果が低下するそうです。真水を含ませた布で汚れを落とし、その後、乾いたきれいな布で乾拭きで手入れが可能になっています。

●わくわくゲート「レス仕様」も追加設定

ほかにも、「SPADA」「e:HEV SPADA」では、「わくわくゲート」を装備しない仕様も設定(サイドリフトアップシート車、助手席リフトアップシート車、Modulo Xではわくわくゲートを装備する仕様のみの設定です)され、ユーザーの選択肢が増したのも朗報です。従来は最廉価の「B」のみ非設定でした。

「わくわくゲート」とは、通常の縦開き式リヤゲートに、横開き式リヤゲートも追加した独自のゲートで、荷室側からの乗降も可能になる装備。

ホンダ ステップワゴン
ステップワゴンのモデューロX仕様

用意されるボディカラーは、「フォレストグリーン・パール(有料色)」「プレミアムスパイスパープル・パール(有料色)」「オブシダンブルー・パール」「プレミアムスパークルブラック・パール(有料色)」「プラチナホワイト・パール(有料色)」「スーパープラチナ・メタリック(有料色)」「モダンスティール・メタリック」「プレミアムディープロッソ・パール(有料色)」「ブルーホライゾン・メタリック」「クリスタルブラック・パール」の10色です。

ホンダ ステップワゴン
2モーターハイブリッドの仕様を「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に変更

価格帯は、1.5Lガソリンターボが2,714,800円〜3,320,900円。ハイブリッドの「e:HEV」は、3,427,600円〜4,449,500円。「Modulo X」が3,599,200円〜3,954,500円。福祉車両車いす仕様車は、3,112,000円〜3,412,000円。福祉車両サイドリフトアップシート車は、2,983,000円〜3,183,000円。福祉車両助手席リフトアップシート車は、2,916,000円〜3,116,000円。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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