●さらに賢くなったアイサイトを搭載。しなやかな走りも手に入れたインプレッサ
スバルの主力車種・インプレッサ。このモデルに先ごろ、大規模なマイナーチェンジが施されました。
その変更の大きなところとしては、従来はレヴォーグなどに搭載されていたアイサイト・ツーリングアシストを全車に標準装備したこと。
これはそれまでのアイサイトの機能を進化させたもの。たとえば従来は65km/h以上でのみアシストされていたステアリング操舵支援機能は、0km/hから対応と進化しています。
従来はステレオカメラで車線を読んで操舵支援を行っていましたが、今回は前方車両との位置関係把握による制御を超えたことで、この全車速対応を実現しています。
ちなみにこのアイサイトの作動状況を確認することができるメーター中央のマルチファンクションディスプレイや、インパネセンターのマルチファンクションディスプレイ表示は、ともに新グラフィックになっています。
またスバル グローバル プラットフォームが持つ高剛性のボディを活かした走りとするため、サスペンション取り付け部剛性を上げるなどの改良をしました。
これによって従来よりもしなやかに走行を楽しめることができるようになっています。
外観ではフロントのバンパーのデザインを一新。水平方向に広い開口部を備えることで、低重心なルックを手にしています。
今回試乗した、最高出力154psを発生するNAの2L水平対向4気筒エンジンに変更はありませんが、走らせてみると、改めてそのスムーズな吹け上がりに感心しました。
またこれと組み合わされるトランスミッションのギヤトロニックと呼ばれるCVTには、アクセル開度が大きくなるとステップ制御に切り替わってダイレクト感あふれる加速をする『オートステップ変速』を備えるなどしてくれます。
これらが合わさったパワーユニットによって、1400kg(2.0i-S アイサイト4WDモデル)のボディを軽々と加速させてくれるのでした。
(写真・動画・文/ウナ丼)