■「eDrive」採用フルEVやプラグインハイブリッドをラインアップ
BMWは、コンパクト・クロスオーバーSUV「X2」に設定されるプラグインハイブリッドバージョンを開発中ですが、改良型となるプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
X2は2016年パリモーターショーにて「コンセプトX2」を発表、その後2018年に市販型が公開され発売されており、これが初のLCI(Life Cycle Impulse=改良モデル)となります。
キャリアカーで輸送中を捉えたプロトタイプから、最も顕著なアップデートは、完全に隠されたカモフラージュの下にある全く新しいグリルで、最新ラインアップにならって大型化が予想されます。またヘッドライト内部のLEDデイタイムランニングライトが再設計されるほか、ステッカーが貼られたフォグランプ部分も修正するはずです。
このプロトタイプは初期開発車両のため、まだ着手されていない部分も多いと思われ、今後リアバンパー、テールライトなども新デザインとなる可能性が高いです。
キャビン内では、デジタルインストルメントクラスタのアップデートや、最新のインフォテイメントシステムやソフトウェアを搭載するはずです。
パワートレインは、最高出力140psを発揮する1.5リットル直列3気筒ターボエンジンを搭載する「xDrive18i」、および最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン搭載の「xDrive20i」などがキャリーオーバーされる見込みですが、パフォーマンスや燃費の向上が図られる可能性もあります。
さらに今後、現行モデルに設定される第5世代ドライブトレイン「eDrive」を採用するフルEVや、1.5リットル直列3気筒ターボチャージャー+電気モーターのプラグインハイブリッドもラインアップされます。
LCIモデルのワールドプレミアは、2021年内が有力です。
(APOLLO)