4WDなのにテールスライドも可能な「メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+」はこんなクルマ

■2.0Lで400ps超えの強力エンジンを搭載!

AMGのコンパクトモデルで初めて縦ルーバータイプの専用ラジエターグリルを採用した「メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+」。迫力のフロントマスクが同車の高性能ぶりを暗示しています。

AMG A 45 S 4MATIC+のリヤビュー

「One man – One engine」思想に基づき、熟練マイスターが手組みする直4ターボ仕様の「M139」エンジンを搭載しており、2.0Lでありながら421ps/500Nmという大パワーを発揮。サーキットなどでは最高速度が260km/h以上に達するようです。

2.0Lで421psを発生する直4直噴ターボエンジン

その強大なパワーを受け止めるのはパフォーマンス志向のトルク可変四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」。走行状況やドライバーの意思に応じて前後のトルク配分を100:0〜50:50に変化させるとともに、後輪左右にも可変配分するトルクベクタリング式となっています。

トルク可変四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」

またメルセデスAMG用に最適化した8速の「AMGスピードシフトDCT」(デュアルクラッチトランスミッション)が瞬時のシフトチェンジを可能にしており、シフトダウン時のブリッピング機能などによって、ダイナミックなドライビングが楽しめます。

「AMGダイナミックセレクト」は走行シーンに合せてエンジン特性などを連動して変化させる機能で、滑りやすい路面向けの「Slippery」や快適性と燃費重視の「Comfort」、スポーティな「Sport」「Sport+」、ドリフトモード付の「RACE」などが選べます。

専用開発の「AMG ライドコントロールサスペンション」は電子制御ダンパーの採用により、各種速度域での安定性や俊敏性、限界域での操作性と長距離走行時の快適性を両立。

先頃受注が開始された「AMG A 45 S 4MATIC+」の車両価格は790万円(税込)となっています。

Avanti Yasunori・画像:メルセデス・ベンツ)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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