■伝説のマクラーレンF1後継モデルがいよいよ登場
デザイナーのゴードン・マレー氏が設立した「ゴードン・マレー・オートモーティブ」は、第一弾となる新型スーパーカー「T.50」のティザーイメージを初公開しました。
ゴードン・マレー氏といえば、1992年に初公開された名車マクラーレン「F1」の設計を担当した伝説のデザイナーで、「T.50」はF1の後継モデルとも言えます。
公開されたティザーイメージでは、リアエンドにF1レーシングチーム「Racing Point」と共同開発された直径400mmの巨大なファンを装備、車の下を通過する空気を急速に加速、後部ディフューザーの制御ダクトを通過させ、強力なダウンフォースを生むといいます。またフェラーリ風円形テールライト、ツインエキゾーストパイプなどが見てとれるほか、F1から継承する後方2座席の3シーターレイアウトを特徴としています。
市販型では6つの異なるエアロモードを搭載、最も強力な「V-Maxモード」では、48Vの統合スタータージェネレーターとラム誘導から余分な電力を引き出し、その電力レベルを700hpまで引き上げます。
かつての「F1」は、BMW製の6.1リットルV型12気筒ガソリンエンジンをミッドシップに搭載、車重1140kgの軽量ボディにより最高出力は627ps・最高速度391km/hを誇っていました。一方T.50のパワートレインは、3.9リットル、コスワース製V型12気筒NAエンジンを搭載し、車重980kgの軽量ボディから最高出力650hp、最大トルク450Nmのパフォーマンスを発揮します。
今後T.50は2020年初旬に空力テストを完了させ、5月に市販型を発表、2022年1月に最初の顧客へのデリバリーが開始される予定で、価格は200万ポンド(約2.9億円)以上と予想されています。
(APOLLO)