■武器は全輪駆動。日産のE-Tech技術を融合したPHEVを設定へ
ルノー「クリオ」の擬装をしたプロトタイプを発見しました。前世代のボディですが、ルノーが新たにBセグメントに投入する新型のクロスオーバーSUVだといいます。
捉えたテスト車両はボディをリフトアップし、ヘッドライトとバンパーのつなぎ目、フェンダー、テールライト周辺の処理に違和感があるなど、新型モデルのテストミュールと確認できます。情報によると、同ブランドのクロスオーバーSUV「キャプチャー」と同サイズのモデルで、キャプチャーのFWDに対し(ロシア仕様はAWD)全輪駆動を特徴とするSUVのようです。
まだ名前も決まっていませんが、「CFM-B」プラットフォームをキャプチャーと共有することが決まっているようで、これはハイブリットやEVなどの電動化に対応することを意味しています。
恐らく、新型クリオやキャプチャー次期型同様に、日産が開発した1.6リットルガソリンエンジンとルノーグループが開発した「E-Tech」技術を融合したPHEVが設定される可能性が高く、電気走行は31マイル(50キロメートル)が予想されています。ただし、このプロトタイプは、コンパクトなターボチャージャー・エンジンを搭載しています。
スペインのバリャドリッドにあるルノー工場のボス、ラファエル・バスケス氏は、この工場で新型キャプチャーおよび新型BセグメントSUVを生産すると発表しており、キャプチャーが年内に発表された後、2020年後半に登場が期待できそうです。
(APOLLO)