商用車にも「BluEarth」。耐摩耗性20%・ウエット制動性能6%アップの「ブルーアースバン RY55」

●新開発トレッドパターンで経済性と安全性を両立した「ブルーアースバン」

横浜ゴムは低燃費タイヤのブランドとして「BluEarth(ブルーアース)」を展開しています。今までさまざまなタイプの「BluEarth(ブルーアース)」が登場しましたが、ついに商用モデルのバン用タイヤが誕生しました。

BluEarth-Van スタイル
しっかりしたストレートグルーブが目立つデザインのブルーアースバン

「ブルーアースバンRY55」と名付けられた新作タイヤは、バン専用タイヤで最重視される耐摩耗性を重視しつつ、優れたウエット性能の実現しています。トレッドパターンは新開発となる専用のエクストラパワフルパターンを採用。ショルダー部は深溝とサイプを交互配置するアグレッシブショルダーを採用したことで、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能をグッとアップ。

BluEarth-Vanトレッドパターン解説
ストレートグルーブに三角状のラグ&サイプが施されたデザインを採用
BluEarth-Van 接地面
専用のパターンを採用したことで接地面の均一性が向上。偏摩耗を抑制している。

コンパウンドにはトリプルポリマーを配合し強度をアップ、接地形状を最適化する専用プロファイルとしたことで偏摩耗を抑制。トライアングルブロックやワイドセンターグルーブによって、高い剛性や排水性を確保しています。

BluEarth-Van装着
1ボックス系バンなどとはデザイン上のマッチングもいい

「ブルーアースバンRY55」は従来品「ジョブ RY52」に比べ、耐摩耗性能を20%、ウェット制動性能を6%向上しており、経済性と安全性の両立に成功しています。

BluEarth-Vanサイズ表
12インチから15インチまでを2020年1月〜2月にかけて順次リリース
BluEarth-Vanイメージ
サイドウォールのデザインも凹タイプとしている

(文/写真・諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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