●快適性を大幅に向上。「BluEarth」マークが刻印された「ジオランダーCV」
横浜ゴムはオンロード性能を重視したSUVタイヤ「ブルーアースXT AE61」を2019年12月5日に発表しました。
「なんだ、M+S系は無視か?」と思った方、ご安心下さい。しっかりと同日発表でM+Sタイヤの「ジオランダーCV G508」を発表しています。「ジオランダーCV G508」は「ジオランダーSUV G055」の後継モデルに当たります。
エッジ効果を高めたサイプベースパターンや2-3Dコンビネーションサイプを採用することでスノー性能を向上。さらに4コンビネーショングルーブではウエット路面やスノー路面でのトラクションを稼いでいます。
パターンには5ピッチ・バリエーションを採用し静粛性を向上。シリカテクノロジーを駆使した専用コンパウンドによって、ウェットや降雪時など低温域の路面でも高い安定性を得ています。さらにプロファイルを新開発、より幅広でフラットな接地形状を実現し、耐摩耗性能や耐偏摩耗性能も向上しています。
「ジオランダーSUV G055」と製品を比較すると、ウェット制動性能で12%、ウェット操縦安定性で13%向上。ロードノイズは34%、パターンノイズは9%低減し、快適性を大幅に向上しています。
M+Sタイヤにはタイヤラベリング制度が適用されないのですが、横浜ゴムでは今回の「ジオランダーCV G508」が低燃費性能が高いということで同社の低燃費タイヤに使われる「BluEarth」マークを刻印したうえで、グランドツーリングタイヤという呼び方をしています。
(文/写真・諸星陽一)