■48Vマイルドハイブリッドは見送られ、アウディ製2.0リットル直4搭載
VWは、主力モデルの新型「ゴルフ」を10月に発表しましたが、その高性能モデルとして設定される「ゴルフGTI」プロトタイプをカメラが捉えました。
豪雪の北ヨーロッパで捉えた開発車両は重いカモフラージュを脱ぎ、徐々にディテールが見えてきています。ベースモデルと同様のLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトが露出。
フロントバンパー下部にはハニカムパターンのグリルが見てとれますが、コーナーエアインテーク部分はステッカーで隠されています。そのほか、サイドスカート、ルーフスポイラー、大型ブレーキをカバーするチャンキーホイール、レッドブレーキキャリパー、ディフューザー、スプリットデュアルエキゾーストシステムなどベースモデルと差別化されたエクステリアが確認できます。
キャビン内は、ステアリングホイール、スポーツシート、カーボンファイバートリムなど、高性能スポーツらしいアクセントが採用されるほか、T字型ギアシフターを装備し、オプションでヘッドアップディスプレイユニットなどが設定されるでしょう。
注目の心臓部ですが48Vマイルドハイブリッドは見送られ、アウディ製2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン「EA888」アップデートバージョンの搭載が予想されます。最高出力は歴代最高の255psを発揮、0-100km/h加速は6.0秒未満、最高速度は250km/hのパフォーマンスが期待できそうです。またトランスミッションは6速MTおよび7速DCTが設定されるでしょう。
新型GTIのワールドプレミアは、2020年3月のジュネーブモーターショーが有力と見られていますが、日本未導入の3ドアが廃止され、5ドアのみの設定が濃厚のようです。
(APOLLO)