■心臓部にはBMW「M」を搭載。フロントマスクも大変身
ジャガーが2013年から発売する2ドアスポーツカー「Fタイプ」の改良型プロトタイプをカメラが捉えました。
これまでよりカモフラージュが削ぎ落とされた開発車両は、フェンダーに伸びる薄く水平にリデザインされたヘッドライトを装備。
グリルが大型化され、バンパーコーナーは滑らかに処理されているほか、リアエンドではシャープなテールライトの一部が見てとれます。またクワッドエキゾーストパイプを装備していることからもハイパフォーマンスモデルの可能性が高いと思われます。
キャビン内では、インフォテインメントシステムがアップデートされ、デジタルインストルメントクラスタが初採用となるでしょう。
パワートレインは、エントリーモデルに2.0リットル直列4気筒エンジン「インジニウム」を設定。今回捉えたハイスペック版では、ジャガーブランドに搭載されてきたフォード製5.0リットルV型8気筒と決別、BMW「M5」の高性能版「M5コンペティション」に搭載されている4.4リットルV型8気筒Mツインパワーターボエンジンの搭載が見込まれています。
M5コンペティションは最高出力625psを発揮しますが、Fタイプがどこまで高められるかは不明です。
次期型では100kWhのエネルギーセルと150kW/350Nm定格の2つのeモーターを備えたフルEVの設定も噂されています。ただしEVは早くても2023年の登場となるでしょう。
Fタイプ改良型のワールドプレミアは、12月2日と発表されています。
(APOLLO)