BMW 7シリーズ、ついにEV化! メルセデスEQSを狙い撃ち

■車名は「i7」が有力、最高出力670hp以上のフルEVセダン

BMWは、フラッグシップ4ドアサルーン「7シリーズ」のEVバージョンを開発している可能性が高いことがわかりました。

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BMW 7シリーズ EV版 開発車両

キャリアカーで輸送中に捉えたプロトタイプは、フロントドアには「Electric Test Vehicle」(電気テストカー)のステッカー、フロントフェンダー後部には充電ポートが設置されているなど、EVモデルとみて間違いなさそうです。

またヘッドライトとテールライトがカモフラージュされていることからもグラフィックを変更し、差別化を図る可能性が高いと思われます。

BMW i7外観_004
BMW 7シリーズ EV版 開発車両

ただし、2022年中にも7シリーズのフルモデルチェンジを控えており、このプロトタイプが現行モデルに設定されるテスト車両か、次期型のプロトタイプなのかは不明です。

確かなことは、今後7シリーズはICE駆動(内燃機関)、PHEV、EVの3つの異なるバージョンが設定されることです。

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BMW 7シリーズ EV版 開発車両

EVでは「i7」と「i7 S」が設定され、i7にはEV2ドアクーペ「i4」と共有する80kWhのバッテリーを搭載、高性能i7 Sには120kWhのバッテリーを搭載し、最高出力は670hp以上、フル充電による航続距離は434マイル(約700km)と噂されています。

両モデルとも四輪駆動レイアウトを可能にするデュアルモーターを使用、ポルシェ「タイカン」同様の800V高速充電システムに対応するとみられます。ライバルはメルセデスベンツの最高級EVサルーン、「EQS」となりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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