室内も激写! メルセデス・ベンツ EVセダンの頂点「EQS」市販型をキャッチ

■Sクラスとは大きく異なるボディシルエットが特徴

メルセデス・ベンツが、東京モーターショーでアジア初公開したコンセプトモデル「ヴィジョンEQS」(Vision EQS)の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

メルセデスベンツ EQS外観_001
メルセデスベンツEQS 開発車両

EQブランド初のセダンとなる「EQS」は、フラッグシップセダン「Sクラス」の電気バージョンに相当するモデルです。捉えた開発車両からは、波状のヘッドライトが見てとれるほか、六角形のグリルが組み込まれているように見えます。

3つの大きなセンサーは、最新世代のドライバーアシスタンステクノロジーが搭載されることを意味しています。

メルセデスベンツ EQS外観_003
メルセデスベンツEQS 開発車両

Sクラスとの大きな違いは4ドアセダンではなく、滑らかなルーフを特徴とする5ドアファストバックとなる点で、偽装されたCピラーの部分にはウィンドウが追加される可能性もあります。またより細いAピラーによりパノラマ風フロントガラスを備えているのも特徴です。

メルセデスベンツ EQS内観_001
メルセデスベンツEQS 開発車両

初めて撮影に成功したキャビン内には、Sクラス次世代型と似たレイアウトが確認できます。Sクラス開発車両でも見られた同デザインのステアリングホイールの後ろにはデジタルゲージクラスタが配置され、センターコンソールから上向きに傾斜したタブレットスタイルのインフォテイメントスクリーンが搭載されているのもわかります。

メルセデスベンツ EQS外観_008
メルセデスベンツEQS 開発車両

プラットフォームにはダイムラーの最新EV専用モジュール式アーキテクチャ「MEA」(Modular Electric Architecture)を採用。各車軸には1基ずつ、2つの電気モーターを装備し、最高出力は476hpを発揮。0-100km/h加速4.5秒、最高速200km/hのパフォーマンスを持ちます。

EQS市販型のワールドプレミアは2021年が有力ですが、ポルシェ「タイカン」を筆頭に、アウディ「e-tron GT」やテスラ「モデルS」などライバルも増えており、今後ハイエンドEVセグメント市場が激化していくと予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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