■新型ではエンジンを前方へ移動。キャビン内スペースがさらに向上
メルセデス・ベンツの最上級セダンとして発売されている「マイバッハSクラス」の新型が、2021年にも発売される可能性があることがわかりました。
スイス・アルプス山脈で捉えたプロトタイプは、分厚いカモフラージュによりディテールを隠しています。しかし、ヘッドライトとテールライトには市販型パーツが装着されているようです。
また最新開発車両では、ツインエキゾーストパイプの変化が見られるほか、アルプスで耐久テストを受けていることを示す牽引ヒッチもみられます。ドアには奇妙なボックスが取り付けられていますが、ポップアップドアハンドルをSクラス新型と共有する可能性が高いと見られます。
室内では、黒い布で覆われたコックピットが確認できます。おそらくデジタルインストルメントクラスタを始め、大型のタッチスクリーン・インフォテインメントシステムの搭載が予想されます。また高級感あふれるアルカンターラ、ウッドトリムなどを惜しみなく採用。
拡大される後部席にはエアコン、換気、マッサージ機能を装備するほか、エアバランスキャビンフレグランスシステム、4ゾーンエリア自動気候制御システム、ソフトクローズドア、リアテーブル、ホット/コールド用カップホルダー、冷却装置にはシャンパンやフルートも完備できる仕様となるはずです。
ボディサイズは、Sクラスより7.9インチ(200mm)長い全長215インチ(5462mm)、ホイールベース132.5インチ(3365mm)は変更されないと予想されていますが、さらにエンジンを前方に移動することにより、キャビン内スペースが向上すると思われます。
メルセデス・ベンツは、SクラスへのV型12気筒エンジンを廃止しましたが、マイバッハでは次期型でも最高出力630ps・最大トルクは1000Nmを発揮する6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジンの搭載が予想されます。
新型となるW223型は2020年にデビューが期待されており、最高級マイバッハSクラス新型は、2021年にもワールドプレミアされる可能性が高いです。
(APOLLO)