■ 911 Sよりホット、ターボよりクールなスタイルを披露
ポルシェ911カブリオレ(992世代)に設定される高性能モデル「911GTSカブリオレ」の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
911GTSは「911カレラS」よりハイパフォーマンスですが、「911ターボ」や「911GT3」より控えめな高性能モデルです。クーペ、カブリオレなど991世代の全「911カレラ」に設定されており、日本では2017年から導入されています。
ニュルで捉えた開発車両は、アクティブリアスポイラーを初めて起動、先日スクープした「911GTSクーペ」同様ほぼフルヌード状態です。カレラやカレラSのような水平エアインテークではなく、3分割されたスポーティなデザインが取り入れられています。リアエンドでは、新デザインのL字型テールライト、極太の円形デュアルエキゾーストパイプを装備するほか、コーナーエアアウトレットが追加されています。
また911GT3同様のセンターロックホイールや大型ブレーキが見てとれるほか、フロントサスペンションがベースモデルより低く見えます。
パワートレインは、3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は「911カレラS」の443psに対し、GTSでは460psから480psと予想されます。トランスミッションは6速MTが標準装備されるほか、7速PDKがオプション設定される見込みです。
911GTSのワールドプレミアは、クーペとカブリオレが2020年初頭、「タルガ」が2020年後半から2021年にデビューすると思われます。
(APOLLO)