SCORE BAJA(バハ)1000の優勝はTOYO TIRESのAlan Ampudia(アラン・アンプディア)、SCORE BAJA 2019シリーズはTOYO TIRESのAndy McMillin(アンディ・マクミラン)

SCORE BAJAシリーズ第4戦であり最終戦となるSCORE BAJA(バハ)1000は、トーヨータイヤを履くAlan Ampudia(アラン・アンプディア)選手が制したことは速報でお伝えしましたが、同じくトーヨータイヤを使用しているAndy McMillin(アンディ・マクミラン)選手が見事シリーズチャンピオンに輝きました。

シリーズチャンピオンとなったAndy McMillin(アンディ・マクミラン)選手
シリーズチャンピオンとなったAndy McMillin(アンディ・マクミラン)選手

アンディ・マクミラン選手は、シリーズ第1戦、第2戦を優勝し、第3戦で2位の成績を重ね、完走さえすればほぼチャンピオンと目されていましたが、第4戦のBAJA 1000ではまさかのミッショントラブルが発生。4時間のロスを余儀なくされたものの、無事42位でゴール。シリーズチャンピオンを獲得しました。

シリーズチャンピオンとなったAndy McMillin(アンディ・マクミラン)選手の31号車
シリーズチャンピオンとなったAndy McMillin(アンディ・マクミラン)選手の31号車

また、CARTや、NASCARでの優勝経験も持ち、ダカールラリーに挑戦するなど多彩な参戦経験を持ち、そのクリーンな走りっぷりから北米では絶大な人気を誇るRobby Gordon(ロビー・ゴードン)選手もトロフィー・トラック・スペック・クラスで無事完走。さらに多くのファンを魅了することになりました。

Robby Gordon(ロビー・ゴードン)選手の77号車
Robby Gordon(ロビー・ゴードン)選手の77号車

各選手のコメントは以下です。

シリーズチャンピオンとなったAndy McMillin(アンディ・マクミラン)選手
シリーズチャンピオンとなったAndy McMillin(アンディ・マクミラン)選手

シリーズチャンピオンのアンディ・マクミレン選手:
毎回思うことだが、BAJAは本当にタフなレースで、今回も我々に試練を与えてくれた。ブライスのセクションでは岩でクルマを横転させてしまい順位を落としたし、自分のセクションでもミッショントラブルで交換修理に4時間もロスしてしまった。今年は雨が降ったお陰で砂埃が少なかったので、攻めの走りができた。優勝は叶わないまでもシリーズチャンピオン獲得の為、完走することを目標に気持ちを切り替えて最後まで諦めず走りきった。TOYOタイヤは僕のセクションでパンク一つなく、トラクションも最高。雨でもグリップが落ちない。トップ争いをしていたらそのパフォーマンスをさらに発揮できたと思うので、そこは少し残念だ。

BAJA 1000を優勝したAlan Ampudia(アラン・アンプディア)選手
BAJA 1000を優勝したAlan Ampudia(アラン・アンプディア)選手

優勝したアラン・アンプディア選手:
最後はボディパネルが殆ど残っていない状態になったけど、大きなトラブルもなく、クリーンなレースができた。ダートの砂も湿った状態に固められ、路面状況はパーフェクトだった。ありがとうTOYOタイヤ!長い180マイル(約290km)ものセクションを終えて交換したタイヤがまるで新品のような状態だったのにはほんとうに驚いたよ。終盤のトップ争いを制し、地元エンセナダで最初にゴールできたことは本当に嬉しい。BAJA1000で地元ドライバーが総合優勝したのは初めてのことで、家族と一緒にその偉業を達成できたことを誇りに思う。

Robby Gordon(ロビー・ゴードン)選手
Robby Gordon(ロビー・ゴードン)選手

人気No.1ドライバーのロビー・ゴードン選手:
厳しいレースだった。一ヶ月前のテスト走行中にクラッシュしてしまい、急遽別のマシンを用意してレースに間に合わせた。スタートから快調にレースを進めていたのだが、中間地点を過ぎたあたりでTPS(スロットルポジションセンサー)のトラブルでマシンが止まってしまい、トータル6時間のタイムロスを強いられてしまった。それ以外の大きなトラブルがなかっただけにとても残念だ。タイヤはスタートから一度もパンクすることなくゴールすることができた。信頼性の高いパフォーマンスに満足している。あらためて、TOYOタイヤで新たな優勝をしたアランにおめでとうと言いたい。

リザルトは以下です。

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(クリッカー編集長 小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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