●リバースグリッドからスタートしたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3がレース2も優勝
スーパーGTとDTMの特別交流戦のサポートレースとして開催された「auto sport web Sprint Cup」。前日のレース1に続いて日曜日にはレース2が行われました。
このレース2はレース1決勝の上位6位までの順位を入れ替える「リバースグリッド」でのスタートとなり、それによってフロントローには、鈴鹿10Hからエントリーした#37 BH AUCTION CORVETTE GT3と#70 LM corsa Ferrari 488 GT3が並びます。
11時35分にローリングスタートでレース2がスタートすると37号車笹原右京選手がホールショットを決め、独走体制に。
4番手スタートの#52 埼玉トヨペットGB マークX MCと5番手スタートの#48 植毛GO&FUN GT-Rがポジションを落とす中、6番手スタートの#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3が着実にポジションを上げ、9番手から怒涛の追い上げを見せた#360 RUNUP RIVAUX GT-R、そして同じく7番手スタートから上がってきた#25 HOPPY 86 MCと激しい2位争いを展開します。
スタートから20分が経過し10分間のピットストップウィンドウが開くと、各車それぞれのタイミングでドライバー交代を済ませますが、360号車と37号車はギリギリまでピットストップを引き伸ばします。
全車が規定ピットを済ませた後半、早めのピットインでタイヤの温まっている60号車が37号車に急接近。19周目にオーバーテイクするとそのまま危なげない走りで30周を走りトップでチェッカーを受けます。60号車はレース1に続いてリバースグリッドとなったレース2でも優勝となりました。
その後方では終盤にも激しい2位争いが観客を沸かせます。レース1でも3位表彰台を獲得した52号車が前を行く37号車を24周目にオーバーテイクし2位に。37号車は前半のリードを守りきれませんでしたが3位表彰台を獲得しました。
そして来年から別のマシンにスイッチするため、このレースで退役する25号車は規定のピットストップ時間が足りなかったことによるペナルティで8位となりました。チェッカー後はコースサイドから名残惜しく手を振るファンに、松井選手もドアを開けながら応えていました。
普段見ているスーパーGTとはまた少し違った面白さがあったスプリントカップ。来年はもっと多くのエントリーで更に盛り上がったレースを見たいと、きっと多くのモータースポーツファンが思ったに違いありません。
(H@ty)
【関連記事】
予想外の展開に大興奮!スプリントカップは劇的な結末が待っていた!【SUPER GT・DTM交流戦】
https://clicccar.com/2019/11/24/932950/