デリカD:5がマイナーチェンジ。前進誤発進抑制機能を得て「サポカーSワイド」の安全性を実現【新車】

■全グレードが「サポカーSワイド」に該当。電動サイドステップを標準装備したグレードも誕生

SUVとミニバン、2つの特徴をクロスオーバーしたオンリーワンのモデル「三菱・デリカD:5 」がマイナーチェンジを受けました。今回のポイントは先進安全装備の充実です。

これまでも衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]、車線逸脱警報システム[LDW]、レーダークルーズコントロールシステム[ACC]、オートマチックハイビーム[AHB]などの予防安全技術「e-Assist」を備えていましたが、新たに誤発進抑制機能(前進時)を追加することで、全グレードがサポカーSワイドに該当するようになっています。

デリカD:5「P」
デリカD:5「P」

また上級グレードには、助手席ドア/助手席側スライドドアと連動して自動的に展開・収納する電動サイドステップ(LEDステップ照明付)が標準装備されています。ミニバンとしては最低地上高が高めのデリカD:5 ですから、高齢者や子供のいる家庭にとっては、こうした装備はありがたいものとなることでしょう。

電動サイドステップ
電動サイドステップ(LED ステップ照明付き)

さらに、アーバンギア・シリーズに最上級グレードとして「P Edition」が追加設定されています。サポカーSワイドに該当する予防安全技術「e-Assist」に、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]、後退時車両検知警報システム[RCTA]を追加することで、さらに予防安全性能を高めたのがポイントです。自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)も標準装備されています。

デリカD:5 URBAN GEAR「G-Power Package」インテリア
デリカD:5 URBAN GEAR「G-Power Package」インテリア

マイナーチェンジしたデリカD:5 は2.2Lディーゼルエンジンを積むラインナップで、トランスミッションは全車8速AT。メーカー希望小売価格は391万3800円~447万2600円(消費税込)となっています。

なお、従来のスタイルのまま継続生産されていたガソリンエンジンのデリカD:5 は2019年10月23日に生産終了が発表されています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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