「羊の皮を被ったオオカミ」の雰囲気を纏う、S60のスペシャルモデル
2019年11月5日にデビューを果たしたボルボS60には、ポールスターによる新たなコンプリートカーも設定されています。
30台限定の「S60 T8 Polestar Engineered」は、発表と同時に引き合いが多く、即完売になりそうな勢いだそう。気になる方はボルボの正規販売店に急いだ方がよさそうです。
「T8 Twin Engine AWD」のパワートレインをベースに、ボルボの電動化戦略も担うポールスターによるチューニングにより参考出力420ps(333ps/430Nm + 87ps/240Nm)というハイパワーを誇り、0-100km/h・4.3秒(メーカー発表値)のハイパフォーマンスを実現。
シャシーには、同限定車専用になるオーリンズ製DFVショックアブソーバー(22段階調整)、ブレーキにはPolestar Engineered/Brembo(ブレンボ)製フロントブレーキ(371mm/6ピストン)などが採用されています。
専用の内・外装に加えて、フロントとリヤには専用のエンブレムが装着され、スポーツ走行に適したオープングリッドテキスタイル/ナッパレザー・コンビネーションスポーツシート、ゴールドカラーのシートベルトなどがそのスポーティな個性を演出。
ほかにも、Polestar Engineeredストラットタワーバー、ポールスター・パフォーマンス・ソフトウェア、専用鍛造19インチホイール、パノラマ・ガラスサンルーフなどを用意。
こうした専用装備により間近で眺めると、ただ者ではない雰囲気が伝わってきますが、遠目では昔からいわれる「羊の皮を被ったオオカミ」といった雰囲気も漂っています。30台限定の「S60 T8 Polestar Engineered」は919万円という価格設定。
なお、新シリーズの「Polestar Engineered」は2020年にV60とXC60にも設定されるそうで、S60の「Polestar Engineered」は、来年以降の導入も検討中だそうです。
(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、ボルボ)