■世界最強の直4搭載で510馬力以上のハイパワーに
メルセデスベンツ「Cクラス」の頂点に君臨する「AMG C63」次期型に、2.0リットル直列4気筒+電気モーターのPHEVを採用する可能性が高いことがわかりました。
AMGの最高責任者トビアス・メアース氏は、英Autocar誌のインタビューに対し、ポルシェ「パナメーラターボS E-ハイブリッド」に対抗する強力なハイブリッドGTを開発していることを認めるとともに、「AMG A45」や「AMG CLA45」に搭載する「M139」型2.0リットル直列4気筒エンジン+プラグインハイブリッドエンジンを、より大型のモデルにも搭載する考えを示唆したといいます。
搭載が予想されるのは「AMG C63」です。これまで長年、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンにこだわり続けたAMGですが、ついにダウンサイジングに踏み切ることになりそうです。
「M139」ユニットは、最高出力416ps、最大トルク500Nmを発揮しますが、電気モーターをプラスすることにより、システム最高出力は現行型「AMG C63S」の510ps以上のハイパワーを生み出すことが可能だといいます。
V8から直4へとシリンダーの半分を失うにも関わらず、このハイパフォーマンスは驚異と言えそうです。駆動方式は、C63「セダン」「クーペ」「コンバーチブル」とも四輪駆動システム「4MATIC」が採用される模様です。
メルセデスベンツは、「Cクラス」新型を2020年パリモーターショーで公開すると予想されており、順調ならC63新型は2021年春以降のデビューが予想されます。
(APOLLO)