■フェアレディZ次期型はインフィニティQ60と兄弟モデルに
日産が誇る2ドアスポーツ「フェアレディZ」(海外名:370Z)の次期型プロトタイプがついにニュルブルクリンクでテスト走行を開始、その姿を初めてカメラが捉えました。
1969年に「ダットサン フェアレディ」に代わり初代が誕生したフェアレディZは、その後10年に渡り販売されました。1978年には2代目が発売、ロングノーズ、ショートデッキのスタイルを継承しつつボデイはワイド化されています。
1983年に登場した3代目では、直列6気筒に代わり新世代V型6気筒ターボエンジンを初めて搭載、本格スポーツカーの地位を築きました。その後1989年に4代目、2002年に5代目、2008年に現行型となる6代目へと続き、いよいよ第7世代へとバトンタッチされます。
キャッチしたプロトタイプは、現行モデルをベースとしたテストミュールです。まだボディコンポーネントやパーツに変化はなく、ストレッチやワイド化なども見られませんが、唯一変化がみられるのは、フロントバンパーに新たなコーナーエアインテークが追加されている点です。
次期型では、インフィニティ「Q60」とプラットフォームやパワートレインを共有、兄弟モデルになる可能性があるようです。その場合、3.0リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力はライバルとなるトヨタ・スープラ RZの340psを超えると予想されています。また高性能グレードには「Z400」の車名が与えられ、最高出力は400psにも達すると噂されています。
順調に開発が進めば、2021年にも発売が期待できそうです。
(APOLLO)