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■東京モーターショー2019は前回の77万人を超え100万人を突破してるのか?
東京モーターショー2019年も終盤に差し掛かってきた。開幕前、主催者の自動車工業界は前回の入場者数77万人を大きく超える100万人を必達目標に設定。しかし! 興味深いことに前回までは毎日発表されていた入場者数が今回全く公表されない。目標人数を出しておきながら人数を発表しないため、関係者一同「どうなってるんだ」。ただ人の数は前回の77万人より明らかに多く感じます。
発表出来ない理由は? 実は100万人という目標、無料エリアも含んだ人数。しかし直前になって「2つの会場を結ぶ通路は会場か」とか「いくら新型ヤリスが展示されているかといってヴィーナスフォート(商業施設)を入れるのはおかしい」という意義も出て「入場者数は有料エリアのみにします」に。その後「フューチャーエクスポやドライビングエリアはモーターショーだ」という意見もあり混乱中です。
入場者数も発表出来ないほど新しい試みが多い今回の東京モーターショーということで、いろんな場所に展示物があり見られないクルマだって出てくる。以下、私がおすすめる「ぜひ見た方がいい展示」のTOP5を紹介したい。
1位ドライビングフューチャー
2つの会場から全く見えない場所にあるモーターショーの谷間のような無料展示エリアながら、最も高額&価値のある展示がズラリと並ぶ!
今回最も高価な展示になるレクサスのボートや、WRCのヤリスWRカー、ルマン24で勝ったトヨタTS050、スーパーGTのNSXやGT-Rなど貴重なクルマばかり! なのに終日混雑しない。夕方になったら人通りも途絶えます。
2位ヴィーナスフォート2階の新型ヤリス
新型フィットや新型レヴォーグは押すな押すなの大混雑が終日続く。新型車はモーターショーの華である。けれどヴィーナスフォートに展示してある新型ヤリス、終日人が居ない! 写真は14時。大盛況のフィットやレヴォーグの前と対照的。東京モーターショーに行ったけど見なかったクルマのNo1かもしれません。
隣のメガWebには新型MIRAIも。
3位「南3館」のオートサロン&スーパーカー展示
一番奥の部品館にあります。東京モーターショーは基本的に乗用車の展示だけ見て帰るヒトも多い。特に16時から入場できるパスだと部品館まで辿り着けない。
でもココに行くとスーパーカーやドレスアップカー、ベントレーやアストンマーチンなどの高級車、フレンドリィなコンパニオンのお姉さんがいて(たまに撮影会やってます)、賑やかです。
4位日替わりイベント
国際展示場駅前の広場などで様々なイベントをやっている。例えば最初の休日は消防庁と自衛隊が車両展示&記念撮影会をやっていた。普段消防車両や自衛隊の車両をジックリみられることはないし、見てると子供大喜び。
隊員の皆さんも本来の業務内容と違うためリラックスしておりにこやか。次回はもっと大々的に常設でやったらいいのに。最後の週末もイベントあります。
5位キッザニア
これも今回初めての試み。子供達にいろんな”仕事”を体験してもらおうというもの。メーカーにとって様々なテーマを出しているのだけれど、大きく分けると「モノ作り」と「クルマいじり」に分けられる。ホンダだけ「レーシングドライバー」をテーマにしており興味深かった。子供が居ない人もキッザニアを見ていると不思議なことに心が和みます。
会期は11月4日まで。モーターショーに行ったらTOP5は必ず見に行くことをすすめておく。
(国沢光宏)