■3モーター搭載「Plaid」仕様が再びニュルへ
テスラは、先日「モデルS」の高性能モデルにより、ニュルでのポルシェ「タイカン」の4ドアEVセダン最速レコードに挑みましたが、その最終市販型をカメラが初めて捉えました。
捉えたプロトタイプは、カーボンセラミックブレーキ、ミシュランカップ2Rパフォーマンスタイヤ、リア・スポイラー、ワイフォフェンダーなど前回同様の装備が見てとれますが、フロントのサイドエアインテークが修正されています。
最も顕著な違いは、クレイジーとも言えそうな巨大リアディフューザーです。またフロントフェンダー後部にエアアウトレットを装備し、ブレーキ冷却、空力性能の向上が図られます。さらにはテールライトのグラフィックも変更されており、専用のデザインとなりそうです。
注目は、「Ludicrous」モード以上のパフォーマンスを発揮する高性能「Plaid」(プレイド)パワートレインを備えている点です。「モデルS 100D」が2つのモーターを装備するのに対し、この新パワートレインは3つの電気モーターを持つと伝えられており、その詳細は近々発表されるようです。
テスラは先月、ニュルブルクリンクにて7分20秒を記録し、タイカンの持つ7分42秒を圧倒するレコードで更新しました。ただしこの数値は、テスラが独自で記録したものであり、ニュル公式記録とはされていません。
同社では、10月にも7分05秒という驚異的なレコードを出すことを示唆しており、レクサス「LFA」の7分14秒64をも凌駕する記録が出るのか注目されます。
(APOLLO)