●両シリーズとも僅差の初代チャンピオン争いの行方は?
今シーズン初開催となったTCRジャパンシリーズ。その初代チャンピオンが決まるシリーズ最終戦がこの週末、三重県は鈴鹿サーキットで開催されています。
通常、サタデーシリーズとサンデーシリーズがそれぞれ土日に予選と決勝を行うのがTCRJのレースフォーマットですが、この最終戦は同じTCR規格での最上位カテゴリであるWTCRが同時開催されるため、金曜25日にTCRJの各予選が行われました。
朝から激しく降り続いた雨は予選の始まる14時半前にはほぼ止みましたが、路面は完全にウェットコンディションの中での予選となりました。
まず最初に行われたサタデーシリーズ予選では、サタデーシリーズのドライバーズランキング5位の#5 TEAM GOH MODELS 金丸ユウ選手がポールポジションを獲得! TCRJでは予選でも上位5台にそれぞれポイントが与えられますが、この時点で今大会残念ながら欠場となっているランキングトップの#21 Hitotsuyama Racing 篠原拓朗選手とは32ポイント差のため、優勝してもチャンピオンには届きません。
篠原選手を16ポイント差で追いかける#18 Matthew Howson選手はこの予選で2位、4ポイントを獲得。その差を12ポイント差とし、明日の決勝で3位以上に入ると逆転シリーズチャンピオンとなります。
また、#25 Volkswagen 和歌山中央RT with TEAM 和歌山 松本武士選手も予選3番手で3ポイントをゲット。篠原選手との差を18ポイントとし、優勝すればホーソン選手の順位に関わらずこちらも逆転チャンピオンを獲得できるとあって、アツいバトルが見られること必至です!
さらにサンデーシリーズでは、ランキングトップの#33 GO&FUN Squadra Corse 前嶋秀司がまさかの予選5番手、ポイントランキング2位の金丸選手が予選3番手となり予選終了時点で75ポイントで並びます。また、ランキング3位の松本選手がポールポジションを獲得し、こちらも71ポイントと4ポイント差に詰め寄ります。明日の決勝ではこの3台の直接対決からも目が離せません!
大接戦のTCRJ、サタデーシリーズは11時30分、サンデーシリーズは16時15分から、運命の決勝がスタートします!
(H@ty)