LINEのチャットで問い合わせに24時間対応する、カーメイトの新サポート【東京モーターショー2019】

●ユニークなユーザーサポートを発表したカーメイト

大手カー用品メーカーであるカーメイトが、なかなか情報通信やアプリケーション開発の分野でも強みを発揮していることが、この東京モーターショー2019でわかってきました。

東京モーターショーで、カーメイトはユニークなユーザーサポートのサービス2種類を発表しました。

ひとつめは、まだ開始されていないのですが、製品の適合検索に関するものです。カー用品の中には車種によって適合したりしなかったりするものがあります。しかも同じ車種であってもグレードや年式によって変わってくることがあります。それをいちいち調べるのは、けっこう大変ですよね。だって、ほかにも無数にある車種適合情報から、自分の車種を探し出さないといけないわけですから。

それを簡単にするのが『かんたん適合検索アプリ』です。これは、車検証の下にある二次元バーコード(QRコード)を撮影することで、その車種や年式を取得し、検討しているカー用品の適合を調べられるというものです。

車検証のQRコードを撮影
車検証の下にあるQRコードを撮影します。
型式や年式を特定
車種や年式が取得できました。

たとえばチャイルドシートを調べた場合、もし検討したモデルが不適合だったら、適合するほかのモデルを提案してくれたりもします。

適合判定
適合をチェックしてくれます。

これはすでに技術的には実現可能なのですが、大量に蓄積されているカーメイトの適合データを整理する必要があるので、まだサービス開始には至っていません。とはいえ、近い将来開始になるでしょう。

そして、もうひとつのサービスは、東京モーターショーの開幕と同時にサービスが始まりました。それは『Carmate QAチャットボット』というものです。利用するにはまずLINEでお友達登録をする必要があります。

BOTが問い合わせに対応
LINEでお友達登録し、質問するとBOTが答えてくれます。

あとは、製品に関する質問などをLINEで送れば、それに自動で回答を返信してくれるというもの。これまでの電話による問い合わせは、夜間は対応できないという面がありましたが、LINEの場合はAIが対応してくれるので、夜間でも答えてくれるのです。

じっさいのところ、どこまで理解して対応してくれるのかまでは確認できていませんが、これはなかなか画期的です。それに、機械も学習によって成長していくそうなので、しばらくして同じようなことを質問したら、より詳しく的確に返答してくれるなんてこともあるかもしれません。

きちんと返答
「取扱説明書が見たい」とリクエストしたら、ちゃんと案内してくれました。

これらは製品そのものではありませんが、ユーザーの利便性を大きく高める先進的なサービスです。今後は各社このようになっていくんですかね。

(まめ蔵)

この記事の著者

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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