スペンサーとセナが駆ったマシンも共演。ホンダ世界選手権参戦60周年をたどる【東京モーターショー2019】

■1959年マン島TT以来、ホンダのレース魂は燃え続けている

1959年にマン島TT、125ccクラスに鈴木淳三、谷口尚巳、鈴木義一、田中禎助の4選手がRC142で参戦してから60周年を迎えたホンダ。

ホンダブース
MotoGPとF1に参戦しているのはホンダだけ。その60年ものチャレンジの歴史に触れることができます。

ブースには「世界選手権参戦60周年記念展示」と題し、RC142を始め、1965年に4輪F1で初優勝を遂げたRA272、1985年にロードレース世界選手権500ccクラスを制したフレディー・スペンサーが駆ったNSR500、1988年にアイルトン・セナがチャンピオンに輝いたマクラーレンMP4/4、2006年にMotoGPチャンピオンとなったニッキー・ヘイデンのRC211V、最後に今シーズンもMotoGPを制したマルク・マルケスのRC213VがトロロッソとレッドブルのF1にはさまれる形で並んでいます。

RC142
本田宗一郎が1954年に「世界一への夢の達成」を目指し5年を費やしてマン島TTに初参戦したRC142。
NSR500
フレディー・スペンサーのNSR500とアイルトン・セナのMP4/4が並ぶ。
RC211V
ニッキー・ヘイデンが最終戦に逆転してMotoGPチャンピオンを獲ったRC211V。笑顔のヘイデンに会えるぞ!
RC213V
4年連続6度目のMotoGPチャンピオンとなったマルク・マルケスのRC213V。

その背景には、当時の写真が大きく飾られ、まさに、ホンダが世界選手権へチャレンジし続けている60年の歴史をたどることができるのです。

(佐藤寿宏)