●車内を快適にする「お掃除エアコン」と「シートコーティング」
日産自動車、シャープ、ヴァレオと共同開発している「高濃度プラズマクラスターイオンによるお掃除エアコン」「デオドラント付イージークリーン」と呼ばれる技術も公開されました。
![日産自動車 高濃度プラズマクラスター](https://clicccar.com/uploads/2019/10/NISSAN_Intelligent_mobility_technology_tour_20191024_2-20191024042058-800x533.jpg)
「高濃度プラズマクラスターイオンによるお掃除エアコン」は、除電効果のあるプラズマクラスターをキャビンに充満させることで、内装材に塵や埃が付着することを抑制することで、エアコンの風を利用して車内空間に滞留させた塵や埃を回収する機能。
プラズマクラスターあり・なしで比較すると、粉塵の付着具合が大きく異なり、プラズマクラスターありの方が埃っぽさを抑制できるそう。
![日産自動車 高濃度プラズマクラスター](https://clicccar.com/uploads/2019/10/NISSAN_Intelligent_mobility_technology_tour_20191024_4-20191024042059-380x253.jpg)
一方の「デオドラント付イージークリーン」は、親水性と疎水性を両立させたコーティングになっていて、一般的な撥水シートよりも汚れや水気などが拭き取りやすいのが特徴です。同時にニオイ物質を吸着、分解する薬剤が付与されていて、車内を清潔に保てるそう。タバコやペットのニオイ、エアコンのカビ臭さなど車内のニオイをあらかた吸着。
![日産自動車 デオドラント付イージークリーン](https://clicccar.com/uploads/2019/10/NISSAN_Intelligent_mobility_technology_tour_20191024_1-20191024042055-800x532.jpg)
プレゼンでは、ビデオで醤油を通常のシートと「デオドラント付イージークリーン」に垂らして比較。さらに、アンモニアを含ませたシート生地(通常のシート生地とデオドラント付イージークリーンで比較)で違いを嗅いでみましたが、後者の方はまったくアンモニア臭がしませんでした。
![日産自動車 デオドラント付イージークリーン](https://clicccar.com/uploads/2019/10/NISSAN_Intelligent_mobility_technology_tour_20191024_3-20191024042433-380x253.jpg)
「デオドラント付イージークリーン」は、クルマのモデルライフ程度は十分に持つそうで、近い将来の実用化が期待されます。
(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、日産自動車)