革新的なモビリティスタイル「Flat Former」を日野が発表【東京モーターショー2019】

●変幻自在で多様な価値の可能性を提案する日野自動車のFlat Former

日野自動車は東京モーターショー2019で革新的なモビリティスタイルのプラットフォームである「Flat Former」を発表しました。

Flat Former活用例
Flat Former活用例

人や物を効率的に移動させるモビリティからサービスを通じて人々に価値を提供するモビリティへと進化させるべく提案されたのがモビリティプラットフォーム「Flat Former」です。

日野自動車 代表取締役社長 下 義生氏
日野自動車 代表取締役社長 下 義生氏

日野自動車の代表取締役社長である下 義生氏によると、これからのモビリティはC・A・S・Eすなわちコネクト、自動運転、シェア、電動の4つが必要となってくるとのこと。

日野の提案するモビリティテーマ
日野の提案するモビリティテーマ

日野自動車ではそこにプラットフォームのPを足してS・P・A・C・Eとし、そのプラットフォームとなるものを提案する、と下氏は語ります。

Flat Formerアンベール
Flat Formerアンベール

そしてアンベールされたのがこのFlat Former。このFlat Formerの上に様々なサービスのためのボディが乗ります。

Flat Former活用例
Flat Former活用例

先程のC・A・S・Eを前提に、それを最大限に引き出し移動体の価値を様々に広げていくためのプラットフォームとして提案されたFlat formaer。

Flat Formerのリアモーター部分
Flat Formerのリアモーター部分

自動運転の軸となる通信技術と電動技術を究極的に突き詰めてこその提案です。そんな未来の提案をアニメとしてわかりやすく表現したのも日野自動車ブースの見どころ。

この動画は東京モーターショー2019に合わせてyoutubeでも公開されています。

Flat Former
Flat Former

変幻自在で多様な価値の可能性を提案する日野自動車のFlat Formerは、見た目とは裏腹に人々それぞれの価値を大事にする人間らしい提案と言えるのではないでしょうか。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる