トンネル内や夜間時でも圧倒的な視認性を確保する日産の「次世代 インテリジェント ルームミラー」【ニッサン インテリジェント モビリティ テクノロジーツアー】

●大画面有機ELテレビに迫るような見やすさを追求。ルームミラー以外にも応用可能な画質を実現

「ニッサン インテリジェント モビリティ テクノロジーツアー」では「次世代 インテリジェント ルームミラー」の展示もありました。エクストレイルでは、現行の「インテリジェント ルームミラー」と「次世代 インテリジェント ルームミラー」の比較が可能で、その差がはっきりと確認できました。

日産 インテリジェント ルームミラー
次世代の日産インテリジェントルームミラー

「次世代 インテリジェント ルームミラー」もカメラ映像で雨の日や夜間、あるいは荷物で後方視界が塞がった時などでも明瞭な後方視界を提供するもの。次世代モデルでは、2.6Mの車載カメラを搭載。画像解像度は162ppi(pixels per inch)で、現行の100ppiから一気に高画質になり、夜間の見やすさは3画像合成HDR(High Dynamic Range)により現行の100dBから120dBと大きく進化しています。

画面サイズや画質は当然異なりますが、50型有機ELテレビに迫るような見やすさが追求されています。視界も約40°と広角でサイドまでしっかり見えるのも特徴。

デモカーでは、「次世代 インテリジェント ルームミラー」が映し出す映像がモニターに映し出されていて、後方から迫る車両の位置や形状なども容易に分かるほどの高画質。ルームミラーとして使うだけではもったいないほどで、自動運転技術への応用やドライブレコーダーの活用にも十分に使えそう。

ルームミラーとしては、まずは夜間の視認性の高さなどが実感できるはずで、いつ採用されても不思議ではないほど高い完成度のように思えました。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる