●エンジンは扱いやすいようにリセッティング
カワサキモータースジャパンのブースでワールドプレミアされた注目の車両第1弾がこのZ H2。ティザー動画が公開されていましたが、やはりH2のエンジンを積んだネイキッドモデルでした。
ご存じのとおりH2はスーパーチャージャーで過給された水冷並列4気筒998ccのエンジンを積む超ド級のスーパースポーツバイク。そのエンジンを日常でも扱いやすいように、特に低中速回転域での加速感を重視してリセッティングして搭載した200psのフラッグシップネイキッドが「Z H2」です。
Zシリーズのイメージを踏襲したデザインながら、左右非対称デザイン、フレームマウントのヘッドライトなどで、従来モデルとは一線を画す斬新なスタイリングになっています。
先進的なフロントサスペンション「SSF-BP」を採用し、軽快なハンドリングを実現するいっぽうで、新設計のトレリスフレームは、スーパーチャージドエンジンのパワーをしっかり受け止める剛性を備えています。
また、走行条件に合わせてトラクションコントロールや出力特性を設定できるインテグレーテッドライディングモードをはじめとした先進的な電子制御技術や、フルカラーTFT液晶のメーターパネル、スマートフォン接続機能など、ネイキッドモデルのフラッグシップにふさわしい、高度な機能も採用されています。
[Z H2]
エンジン種類:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC4バルブ
総排気量:998cc
内径×行程:76.0mm×55.0mm
最高出力:147.1kW(200ps)/11,000rpm
最大トルク:137N・m(14.0kgf-m)/8,500rpm
全長×全幅×全高:2,085mm×810mm×1,130mm
シート高:830mm
車両重量:239kg
燃料タンク容量:19L
(まめ蔵)