●1シリーズをベースとするエントリーレベルの電気自動車が開発中?
BMWは、エントリーモデル「1シリーズ」にフルEVモデルを設定、2021年にも発売する可能性があることがわかりました。
欧州Cセグメントに属する1シリーズは、2004年に初代が発売、プラットフォームを「E90型」3シリーズと共有し、2007年には「クーペ」「カブリオレ」など派生モデルが設定されました。
2019年に登場した現行型では、最高出力140psを発揮する1.5リットル直列3気筒エンジン搭載「118i」をはじめ、頂点には最高出力306ps、最大トルク450Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジン搭載「M135i」が存在しています。今後プラグインハイブリッドの「xDrive25e」の発売が予想されますが、EVモデルはこれまで設定されていません。
同社では、今後4年間で12台以上の完全電動モデル、13台以上のプラグインハイブリッドモデルを開発することを発表しています。
第一弾はSUVの「iX3」、続いて「i4セダン」、そしてフラッグシップSUV「iNext/i5」と続くことが予想されており、同時に1シリーズをベースとするエントリーレベルの電気自動車の開発を進められていることが今回発覚しました。
特徴は、往来のICE(内燃機関)を搭載した1シリーズと設計がほぼ同じという点です。また1シリーズからX7まで電化することが可能な次世代のフレキシブル・アーキテクチャを採用、ICE車と電気自動車に対応します。1シリーズEVにはシングルモーターとデュアルモーターバージョンが予定されており、前者は前輪駆動、後者は全輪駆動を提供するようです。
(APOLLO)