●ライバルよりお得な価格設定!? 市販型プロトタイプをフルヌード公開
メルセデス・ベンツは、今秋にもブランド初となるクロスオーバーSUVを初公開すると発表していますが、その市販型と思われる「マイバッハGLS」プロトタイプを公開直前にカメラが捉えました。
最新の開発車両は、ほぼフルヌードと言っていい状態です。グリルには「マイバッハSクラス」と似た垂直のバー、新世代スポーティ・コンフォートタイヤ「プレミアム・コンタクト6」をまとう巨大なホイールや、専用のエアインテークなどが見てとれます。また水平のクロムアクセントが付けられたエキゾーストシステムを装備するほか、リフレクターがGLSより上部に移動されるなどリアエンドにも変更がみられます。
パワートレインは、「S560」から流用される4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は490ps・最大トルク699Nmを発揮します。また「S560e」からプラグインハイブリッドパワートレインが導入される可能性もあります。これは最高出力362psを発揮する3.0リットルV型6気筒エンジンと121psを発揮する電気モーターを組み合わせ、最高出力500psを発揮、EV走行は40kmと予想されます。
ハイライトはやはりその豪華なキャビン内でしょう。センターコンソールにより分離されたパワー調整式後部のコンパートメント・エグゼクティブシート、高級レザー、ウットリム、ブランドの専用マット、マイバッハ・アガルウッドの香水をキャビンに漂わせるエアバランスシステムなどを装備します。
さらにコックピットには、12.3インチのデジタルインストルメントクラスタ、同じく12.3インチのインフォテイメントシステム、7インチのMBUXタブレットが後部シートに搭載されます。またアンビエント・ライトシステム、ホット/クールカップホルダー、ブルメスター・プレミアムオーディオシステム、5ゾーンエアシステムなど豪華装備が世界のVIPを魅了するはずです。
注目の価格は、15万ユーロ(約1770円)と「レンジローバーLWB」と同レベルで、ベントレー「ベンテイガ」の20万ユーロ(約2300万円)やロールスロイス「カリナン」の3800万円よりお得と言えそうです。
(APOLLO)