●ライバルは911 GT2 RS、マクラーレン720S。メルセデス AMG GT Rブラックシリーズが先行公開
メルセデス・ベンツの最強シリーズ「AMG GT Rブラックシリーズ」の生産型が、AMGイベントでVIP顧客へ先行公開されました。
同社のハイパーカー「AMG Project One」購入者を対象としたこのイベントでは、カモフラージュが施されたプロトタイプが公開されましたが、フロントグリルが初めて全開にされ、パナメリカーナグリルが装着さているほか、エアインテークを装備するリップスポイラーも新たに確認できます。ボンネットフードには巨大エアベント、バンパーサイドにはウィングレットを装備、リアエンドには大型のダブルリアウィング、アグレッシブなディフューザーやクワッドエキゾーストパイプが装着されています。
これまでAMG GTシリーズは、「GT S」「GT R」「GT Rロードスター」「GT C」「GT Cロードスター」など多数のラインアップが存在しているほか、2018年11月にはサーキットでのパフォーマンスを追求した「GT Rプロ」が設定されています。「ブラックシリーズ」は「SLS AMG GT」にも設定されていた最強の限定モデルであり、その車名は2014年以来の復活となります。
予想されるパワートレインは「AMG GT63 S4ドアクーペ」と共有するAMG伝統の4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンで、ブーストアップにより最高出力は700ps以上を発揮、車重は「GT R Pro」とほぼ同じ1,575kgとなると見られます。
ライバルは最高出力690psを誇るポルシェ「911 GT2 RS」、最高出力720psを発揮するマクラーレン「720S」とみられ、2020年内にもデビューが期待されています。
(APOLLO)