●人気のコンパクトクロスオーバーにメルセデスが「Cクラス クロスオーバー」で参戦
メルセデス・ベンツは現在、屋台骨である「Cクラス」次期型を開発していますが、その新型に初の「オールテレーン」が設定される可能性が極めて高いことがわかりました。
オールテレーンは、同社初のクロスオーバーモデルとして2017年「Eクラス」に設定されました。英Autocar誌によると、メルセデスはアウディ「A4オールロード」、ボルボ「V60クロスカントリー」に対抗すべく、よりコンパクトで手頃な価格のクロスオーバーに取り組んでいるといいます。
Cクラス オールテレーンでは、4Matic全輪駆動システムを標準装備、リフトアップされたボディにプラスチック製ボディクラッディング、フロント&リアにスキッドプレート、チャンキータイアなどを装備し、ゆとりある地上高と耐久性が期待できるでしょう。
Eクラスでは、4.7インチ(121mm)から6.1インチ(156mm)の地上高を可能にする3つの選択可能なエアサスペンションを装備しており、それに準じた装備も予想されます。
新型Cクラスには、軽量の「MRA2アーキテクチャ」(メルセデス・リアホイール・アーキテクチャの第2世代)を採用し、EVブランド「EQ」シリーズに採用される「EVA」(電気自動車アーキテクチャ)と一部のコンポーネントを共有すると見られています。
コックピットでは、アウディ、BMW、ダイムラーの連合で買収した地図情報サービス大手「HERE」社の最高級デジタルマップが採用されます。WLAMホットスポットを含むオンライン接続が3年利用可能になり、3D表示ナビゲーションが幅30cmのディスプレイに拡大表示されるようです。
パワートレインの電動化も進みます。1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッド、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド、またEV走行だけで100kmと噂される直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドなどのラインアップが予想されます。
Cクラス新型のワールドプレミアは2020年内、オールテレーンは2021年のデビューとなりそうです。
(APOLLO)