●街中がMotoGP一色! タイの文化に触れられるイベントも用意
昨年よりスケジュールに組み込まれたMotoGPのタイラウンドがいよいよ10月5日に開催される。
タイラウンドが行われるのはタイ東北部に位置するブリーラム県のチャーンインターナショナルサーキット。日本のスーパーGTのシリーズ戦が行われていることもあり、日本人にはなじみのあるサーキットだ。
スーパーGT開催時の盛り上がりはもちろんだが、motoGP ではそれを超える盛り上がり感がブリーラム県、そしてタイ国全体に広がっている。公式練習日に当たる10月4日にブリーラム空港に降り立つと、空港ロビーでは民族ダンスが披露され、ロビーを一歩出るとそこには2頭の象が待ち構えている。
この象、訪れた観光客相手に写真撮影に応じるためにいるのだが、なんと無料だ。商売のためではなく、観光客へのおもてなしとして用意されているというわけ。
町中にはさまざまなバナーやポスターが飾られ、街全体がMotoGPに染まっている。まるでル・マン24時間レースやマカオグランプリ、そしてF1日本グランプリの鈴鹿市のような雰囲気にあふれている。
サーキット内ではレースに関係するもの以外に観光局がタイ東北部の伝統的な産業や文化などを紹介するコーナーも設けていて、さまざまなタイの側面を楽しめる。
このタイラウンドの次は日本のツインリンクもてぎで開催される日本グランプリが待っている。
(諸星陽一・協力:タイ国政府観光庁)