撮影場所は極秘。BMW 2シリーズ アクティブツアラーの次期型はボディ拡大し巨大グリル装着へ

●7年ぶりのモデルチェンジ。BMWのMPVの顔となる「2シリーズ アクティブツアラー」

撮影場所は極秘ながら、BMWのミニバン「2シリーズ アクティブツアラー」の次期型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

BMW アクティブツアラー外観_004
BMW 2シリーズ アクティブツアラー 新型プロトタイプ

同社初のMPVとして誕生アクティブツアラーは、2019年9月のパリモーターショーでコンセプトモデルがデビュー。2013年にはコンセプト第二弾「アクティブツアラー アウトドア」が発表されています。翌2014年に市販化されており、今回は7年ぶりのフルモデルチェンジとなります。

BMW アクティブツアラー外観_003
BMW 2シリーズ アクティブツアラー 新型プロトタイプ

現在欧州において、MPVはSUVやクロスオーバーにより市場シェアを失いつつあり、BMWでは7人乗り「2シリーズ グランツアラー」の後継モデルを提供しないことを決定したと伝えられます。これにより、同社MPVの顔となるのが新型アクティブツアラーです。

捉えた開発車両は、ヘッドライトやテールライトにダミーパーツが装着されており、ディテールは不明です。しかし情報によると、ホイールベースが延長され、ボディが拡大、高い乗車高になりSUVよりのスタンスに進化するようです。またこのプロトタイプは、巨大キドニーグリルを装備している可能性がありそうです。

キャビン内では、マイクロ光学とホログラフィーに基づく新しいディスプレイテクノロジー、拡張現実ヘッドアップディスプレイ、ジェスチャー機能などを備えた最新インフォテイメントシステムも期待できるでしょう。

BMW アクティブツアラー外観_002
BMW 2シリーズ アクティブツアラー 新型プロトタイプ

コードネーム「U08」と呼ばれる次期型は、UKLフロントホイールドライブ・プラットフォーム最新バージョンを採用、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドパワートレインを提供してくれます。PHEVは、40Vの電気システムと、より強力な80kW(109ps)の電気モーター・電動リアアスクルを搭載し、e-AWD仕様となります。またオプションとしてGetrag 8速DCTトランスミッションを初めて設定する計画を持っているといいます。

ワールドプレミアは、2021年内と予想されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる