●MotoGPを戦うマシン「GSX-RR」が参考出品。市販車の性能向上に貢献するモンスターマシン
スズキは2015年からMotoGPクラスに再参戦し、2019年で5年目を迎えています。
東京モーターショー2019では、MotoGPの参戦車両スズキ「GSX-RR」が参考出品されます。FIMロードレース世界選手権(MotoGP)での高いパフォーマンスに裏打ちされた最新技術は、「GSX-R1000」をはじめとした市販車に技術面で活かされいて、同社の市販バイクの性能向上に貢献しています。
サイズは全長2096mm×全幅720mm×全高1140mm、ホイールベース1457mm。パワーユニットは1000ccの水冷4サイクル直列4気筒DOHC4バルブで、最高出力は176kW(240PS)以上、最高速は340km/h以上。車両重量は157kg以上。
扱いやすく力強いエンジン特性、燃費や耐久性などを高次元で両立する直列4気筒エンジンをはじめ、車体は運動性能と空力性能の両面から車幅を抑えた設計とされていて、車体剛性、重量バランスを最適化しているそう。また、高性能エンジンと車体の高次元なバランスにより、コーナリング性能も引き上げられています。
2019年のチーム名は「チームスズキエクスター」で、参戦ライダーは、♯42 アレックス・リンス選手(スペイン)、♯36 ジョアン・ミル選手(スペイン)。チームマネージャーは、ダビデ・ブリビオ(イタリア)。
2019年途中までの戦績は、第2戦アメリカズGPで優勝(♯42 アレックス・リンス選手)、第12戦イギリスGPで優勝しています(♯42 アレックス・リンス選手)。
(塚田勝弘)