●厳重な擬装が施されたM8クーペ。正体は「CS」?
BMWのフラッグシップ・2ドアクーペ『8シリーズ』の頂点に設定されている『M8クーペ』が、ニュルで高速テストを開始しました。
M8クーペ/カブリオレはすでに発表されていますが、捉えた開発車両はかなり厳重なカモフラージュがほどこされています。ディテールは不明ですが、大型リアウィングを装備しており、さらなる高性能モデル「CS」(クラブスポーツ)のテスト車両である可能性がりそうです。
M8は、4.4リットルV型8気筒ツインターボガソリンエンジンをM社がチューン。最高出力600hp・最大トルク750Nmを発揮し、0-100km/h加速は3.3秒・最高速度250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを持ちます。上位モデル「M8コンペティション」では、同エンジンをブーストアップし、最高出力が617hpまで高められ、0-100km/h加速は3.2秒まで短縮されています。トランスミッションは8速「Mステップトロニック」で、Mセレクターレバーやパドルシフトで操作が可能となっています。
捉えたプロトタイプは、リアウィングのほか顕著なリップスポイラー、キドニーグリルの奥には強化バーを装備しています。おそらく、サイドエアインテークに専用のデザインが与えられるほか、サスペンションも専用セッティングされ、ルーフやディフューザーにカーボンファイバーが採用される可能性も高いでしょう。
キャビン内は撮影されていませんが、アルカンターラを巻いたステアリングホイールをはじめカーボンファイバートリムなどスポーティな空間を演出してくれるはずです。注目のパワートレインは、4.4リットルV型8気筒ツインターボガソリンエンジンを搭載、最高出力は700psとも噂されています。
(APOLLO)