●ライバルはBMW「X2」。スポーティなクーペルーフを持つクロスオーバーSUV
韓国・キアの新型クロスオーバー・クーペSUV、「XCeed」に設定されるPHEVモデル開発車両をカメラが初めて捉えました。
XCeedはフランクフルトの「起亜デザインセンター」で誕生、2019年6月にデビューしたばかりです。ボディサイズは同社エントリーSUVの「ストニック」と「スポーテージ」の中間に位置、最低地上高をハイレベルに設置し、スポーティなクーペルーフを持ったクロスオーバーSUVとなっています。
BMW「X2」をライバルとし、9月からはキアの欧州ディーラーで発売される予定です。
新型では、ガソリンおよびディーゼルターボエンジンがラインアップされていますが、新たにPHEVが設定されることが確実とされています。今回捉えたプロトタイプは、左フェンダー上部に充電口が見られることからもPHEVモデルの可能性が高いです。エクステリアはガソリン車とほぼ同じですが、ラジエーターグリルが修正され、差別化されそうです。
パワートレインは、同社のハイブリット専用モデル「ニロ」から流用され、1.6リットル直列4気筒エンジンを搭載。最高出力104hpと最大トルク147Nmに60hpの電気モーターを組み合わせ、最高出力139hpと最大トルク265Nmを発揮します。また8.9kWhのリチウムイオンポリマーバッテリーを備えており、電気走行では36マイル(58km)の航続を可能にします。
PHEVに興味のない人は、最高出力118hpを発揮する1.0リットル直列3気筒、最高出力138hpを発揮する1.4リットル直列4気筒、最高出力201hpを発揮する1.6リットルT-GDIガソリンエンジンや、最高出力113hpと134hpを発揮する1.6リットルディーゼルエンジンからセレクト可能です。
ワールドプレミアは、2020年3月のジュネーブモーターショーが有力とされており、スロバキアの起亜工場で生産予定となっています。
(APOLLO)