●GT500はほぼ一騎打ち、GT300は群雄割拠の様相
いよいよ今週末、宮城県はスポーツランドSUGOにてスーパーGT第7戦が開催されます。
今大会は最終戦を前にチャンピオン争いに生き残れるのか、非常に重要な一戦となることは間違いありません!そこで今回は、現在のポイントランキングを振り返りつつ、今大会の注目ポイントを再確認してみたいと思います。
まずはGT500から。
ドライバーズランキングトップは#6 WAKO’S 4CR LC500が65ポイントで、2位の#37 KeePer TOM’S LC500とは10ポイントのアドバンテージを築いています。
スーパーGTでは予選ポールポジション獲得で1ポイント、優勝で20ポイントが与えられますので、トップから41.5ポイント差でランキング10位の#19 WedsSport ADVAN LC500までは、計算上はシリーズチャンピオンの可能性が残っていると言えます。ですが、それはあくまでも19号車より上位の9台が全て決勝リタイヤにならないと成り立たないので、現実的には非常に難しい状況であると言えるでしょう。
メーカー別で見ると、ランキング6位の#8 ARTA NSX-GT、同7位のディフェンディングチャンピオン#1 RAYBRIG NSX-GT、同じく8位の#17 KEIHIN NSX-GTのNSX-GT勢が、それぞれトップから34、36、39ポイント差となっているので、ここSUGOで優勝して最終戦に望みを繋ぎたいところです。昨年は1号車が優勝しているので、HONDAファンの方の期待も大きいのではないでしょうか。
また上位4台がLC500となる中で、#23 MOTUL AUTECH GT-Rが#38 ZENT CERUMO LC500と同ポイント、トップから26.5ポイント差のランキング5番手につけ、対LC500の最右翼となっています。
LEXUSラストイヤー、そしてチームとしては2002年以来17年ぶりのシリーズチャンピオンを狙う6号車は今シーズンすでに2勝を挙げ、今大会で他車に22ポイント差をつければ、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンが決まります。
3位に付けている#39 DENSO KOBELCO SARD LC500とは25ポイント差となっているので、現実的には、ほぼ6号車と37号車の一騎打ちという構図であると言ってもいいでしょう。予選から特にこの2台については注目していきたいと思います。
つづいてGT300。
こちらはランキング1位から13位までが20ポイント差以内という、まさに群雄割拠となっています。更に20位までが30ポイント差以内となっているので、今回の結果次第ではまだまだシリーズチャンピオンの行方はわからない状況となっています。
その中でも、ランキングトップの#55 ARTA NSX GT3から同2位の#88 マネパ ランボルギーニ GT3、3位#96 K-tunes RC F GT3、4位#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rまでが6.5ポイント差となっており、この4台がシリーズチャンピオンに近い位置につけていると言えるでしょう。決勝ではこの4台がどういう順位になるのかが最大のポイントとなりそうです。
金曜日の天気予報によれば、決勝の22日には雨が降る可能性もあることから、前戦のオートポリスのように大波乱の結果となることも予想される今週末。そんな手に汗握るレースを観に、この週末はサーキットまで足を運んでみてはいかがでしょうか?
(H@ty)
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