遠くへ行きたくなるコンパクトSUV、ジャガー Eペイス【注目モデルとドライブデート!? Vol.15】

Eペイス
Eペイスの走り

彼女は運転免許を持っているけれど、頻繁にクルマを運転するわけではない。だから大きなクルマには苦手意識を持っているようだ。だけどこのEペイスなら車体が小さいから、「私でも運転できるかも」というわけ。

車体が小さいとはいえ、着座位置はしっかりSUV。だからアイポイントが高く、まわりがよく見える。そんな見晴らしの良さも、彼女が「運転しやすそう」と感じた理由だろう。

阿久津真央
「運転できるかも?」

だけど、そんな彼女が気づいていないことがある。それは、このEペイスの走りがとてもスポーティだということだ。

いまは売れ筋となったコンパクトSUVは、たくさんのメーカーが次々とニューモデルを投入する市場となっている。まさに百花繚乱だ。しかし同時に、ライバルとどう差をつけて、個性を見せていくかが各ブランドの腕の見せ所である。

Eペイス
スポーティなホイール

そんななか、ジャガーはどうしたか? とびきりスポーティに仕立て上げたのだ。そのスポーティ感は見た目だけに留まらず、走りの味付けもそう。アクセルを踏んだ時の鋭くエンジン回転が上がってググッと加速する感覚も、ハンドルを切ったときのギュッと向きを変えるSUVらしくない挙動も、まるでスポーツカーのようだ。

Eペイス
ジャガーエンブレム

見た目はSUVだけど、中身はスポーツカー。それがEペイスというクルマなのだと思う。

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
続きを見る
閉じる