SYNTIUM LMcorsaがオートポリスでGT300クラス優勝! 吉本選手のスーパーGT参戦100戦目に華を添える【SUPER GT 2019】

●予選12番手からの優勝。2014年以来の2勝目を飾る

大分県はオートポリスで開催されたスーパーGT第6戦。GT300クラスでは記録と記憶に残る勝利となりました。

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ウェット路面をスリックタイヤで我慢の走りをする60号車

今大会でスーパーGT参戦100戦を達成した吉本大樹選手のドライブするSYNTIUM LMcorsa RC F GT3が、予選12番手から難しいコンディションの中、見事優勝を飾りました。60号車はチームを設立した2014年の鈴鹿1000km以来となる2勝目を、設立当初からドライバーを努めている吉本選手の記念大会であげることとなりました。

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前回優勝したときにコンビを組んでいた飯田章監督と若手のホープ宮田莉朋選手

この勝利について、吉本選手からは

「LM corsaのチーム立ち上げから一緒に頑張ってきて2014年には1勝できましたが、翌年からは(当時ホモロゲーションの取れていなかった)開発車両のRC-F GT3で苦しい思いをして、満を持してホモロゲーションが取れていざ! というタイミングでもう1台(51号車)がたくさん勝ってしまって悔しい思いもたくさんしてきました。ですがこうして全てが噛み合えば結果が出せるということを証明できました。
また、トヨタの若手のホープ(宮田莉朋選手)を預かっているにも関わらず結果を出せていなかったというのはチームとしても個人としてもとても心苦しかった。なので宮田選手にスーパーGTの最初の1勝をプレゼントできてとても良かったと思います。ダンロップタイヤさんはじめチームのみんなに、ありがとうではなく、おめでとうと言いたいです」

という、ベテランらしい、そしてアツいコメントをいただきました。

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オートポリスを疾走する60号車

GT300クラスでは今シーズンこれまでの6戦で、参戦しているタイヤメーカー3社で2勝ずつを分け合う形となり、残り2戦でのタイヤ戦争の行方もとても気になる今回の結果となりました。

今シーズンも残り2戦、ウェイトハンデが半減される次戦は、1週間のインターバルを経て9月21、22日に宮城県のスポーツランドSUGOにて開催されます。

(H@ty)

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