●ワールドプレミアは2020年内。「GT Rプロ」以上の限定プレミアムカーになるブラックシリーズ
メルセデスAMGスポーツの頂点に君臨する「AMG GT Rブラックシリーズ」の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
これまでそれと思しきテスト車両は何度も目撃されていましたが、異なる車両やテストミュールだったと思われ、今回の開発車両が市販型プロトタイプの可能性が高いようです。
南ヨーロッパで捉えた開発車両は、フロントスプリッター、カナード(整流板)付きエアインテークを装備するほか、ボンネットフードには巨大なエアベンが見られ、かなり攻撃的なフロントエンドが確認できます。またフロントフェンダー後部にもカナードが装着、リアエンドには大型スポイラー、エアアウトレット、ディフューザー、クワッドエキゾーストパイプなども装備し、最強モデルにふさわしいルックスに仕上げられています。
その心臓部には、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は700ps〜750psを発揮、「GT Rプロ」の585ps、「GT 63S」の630psをも凌駕する数値であるとともに、ライバルとなるポルシェ「911 GT2 RS」の700ps、マクラーレン「720 S」の710psと同等以上になることが確実視されています。
「ブラックシリーズ」は「SLS AMG GT」にも設定されていた最強の限定モデルで、その車名は2014年以来の復活となります。GTシリーズは、「GT S」「GT R」「GT Rロードスター」「GT C」「GT Cロードスター」など多数ラインアップされています。また2018年11月にはサーキットでのパフォーマンスを追求した「GT Rプロ」が設定されています。
AMG GT Rブラックシリーズのワールドプレミアは2020年内が予想されており、「GT Rプロ」以上の限定プレミアムカーとなることは間違いないと思われます。
(APOLLO)