車高は高くクロカン風に!? BMW初のEV 4ドアクーペ「i4」をキャッチ

●ベースモデルの4シリーズ グランクーペと異なるエクステリアに注目

BMW初となるフルEV4ドアクーペ「i4」をカメラが捉えました。ミュンヘンでのウィンターテストから一転、ホットウェザーで過酷なテストが開始されたようです。

BMW i4 外観_004
BMW i4開発車両

キャッチした開発車両は、エアコンを停止しているのか、窓を開けてテスト走行しており、ドライバーにとっても過酷な様子が伺えます。

「i4」は基本的には4シリーズ グランクーペの電動バージョンですが、ノーズとルーフラインは明らかに異なっていることがわかります。また完全に密閉されたグリルを採用しているため、「iX3」や「iNEXT」のグリルをそのまま反映している可能性もあるほか、意外と車高が高く、クロスカントリーの雰囲気を感じるのも特徴です。

BMW i4 外観_011
BMW i4開発車両

このプロトタイプでは、サイドスカートの下にアルミニウムサポート、あるいはブラケットのようなものも確認できるほか、ドアノブは偽装されており、手を下にスライドさせて開けるタイプが予想されます。またリアエンドには、ダックテールスポイラー、フェイクのエキゾーストチップ、曲線状のバンパーも見て取れます。

生産型には、60キロワット、80キロワット2種のバッテリーパックが用意され、パワートレインのレイアウト(1つか2つの電気モーター)に応じてAWDおよびRWDバージョンが利用可能となります。

最も強力なi4は0-100km/h加速4.0秒で駆け抜け、最高速度は200km/h以上、航続は373マイル(600km)と最新レポートで報告されています。

キャビン内は「3シリーズ」と似たデザインが採用され、12.3インチのデジタル・インストルメントクラスタ、10.25インチのインフォテイメントシステムが期待できるでしょう。

開発は中期と思われ、2020年にコンセプトモデルを発表後、生産型は2021年のワールドプレミアが予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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