●ベースモデルの4シリーズ グランクーペと異なるエクステリアに注目
BMW初となるフルEV4ドアクーペ「i4」をカメラが捉えました。ミュンヘンでのウィンターテストから一転、ホットウェザーで過酷なテストが開始されたようです。
キャッチした開発車両は、エアコンを停止しているのか、窓を開けてテスト走行しており、ドライバーにとっても過酷な様子が伺えます。
「i4」は基本的には4シリーズ グランクーペの電動バージョンですが、ノーズとルーフラインは明らかに異なっていることがわかります。また完全に密閉されたグリルを採用しているため、「iX3」や「iNEXT」のグリルをそのまま反映している可能性もあるほか、意外と車高が高く、クロスカントリーの雰囲気を感じるのも特徴です。
このプロトタイプでは、サイドスカートの下にアルミニウムサポート、あるいはブラケットのようなものも確認できるほか、ドアノブは偽装されており、手を下にスライドさせて開けるタイプが予想されます。またリアエンドには、ダックテールスポイラー、フェイクのエキゾーストチップ、曲線状のバンパーも見て取れます。
生産型には、60キロワット、80キロワット2種のバッテリーパックが用意され、パワートレインのレイアウト(1つか2つの電気モーター)に応じてAWDおよびRWDバージョンが利用可能となります。
最も強力なi4は0-100km/h加速4.0秒で駆け抜け、最高速度は200km/h以上、航続は373マイル(600km)と最新レポートで報告されています。
キャビン内は「3シリーズ」と似たデザインが採用され、12.3インチのデジタル・インストルメントクラスタ、10.25インチのインフォテイメントシステムが期待できるでしょう。
開発は中期と思われ、2020年にコンセプトモデルを発表後、生産型は2021年のワールドプレミアが予想されています。
(APOLLO)