どこが変わった!? ビッグチェンジの新型スバル・インプレッサ、その改良点の数々をじっくりとチェックしてみた

■新型インプレッサはアイサイト・ツーリングアシストを全車に標準装備&エクステリア変更

●アダプティブドライビングビームなど機能装備の充実もポイント

スバルは今秋にインプレッサを大幅改良することを発表、その事前情報を紹介する専用サイトをオープンしました。

新型インプレッサ SPORT 2.0i-S EyeSight
新型インプレッサ SPORT 2.0i-S EyeSight(車体色:クリスタルホワイト・パール)
新型インプレッサ G4 2.0i-S EyeSight
新型インプレッサ G4 2.0i-S EyeSight(車体色:ピュアレッド)

インプレッサは2016年10月の登場以来、2017年にはアイサイトに後退時自動ブレキーシステムの追加、2018年にブレーキのオートビークルホールド機能の追加といった改良を重ねてきました。もうすぐデビューから丸3年となるわけですが、このタイミングで大きな進化を遂げることとなったわけです。

それでは、今回の改良のポイントをチェックしてみましょう。

まずはエクステリアデザインです。
フロントバンパーのアンダー部は、左右を貫く2本の横バーと、両端部に配されたL字型のメッキの加飾がワイド感を強調しているのが分かります。

新型インプレッサのフロントバンパー
新型インプレッサのフロントバンパー。両サイドのL字形状のメッキアクセントがポイント。

ホイールはグレードによって16インチ、17インチ、18インチが用意されるのは現行型と同様ですが、デザインはすべて一新されました。それぞれダークメタリック塗装と切削光輝を組み合わせており、スポーティ度がかなりアップしています。

16インチアルミホイール
16インチアルミホイール(ダークメタリック塗装+切削光輝)/1.6i-L EyeSight用
17インチアルミホイール
17インチアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)/1.6i-S EyeSightおよび2.0i-L EyeSight用
18インチアルミホイール
18インチアルミホイール(ダークメタリック塗装+切削光輝)/2.0i-S EyeSight用

内装は、どうやらそれほど変更点はなさそうです。

新型インプレッサの内装
新型インプレッサ SPORT 2.0i-S EyeSightのインテリア。アイサイトセイフティプラス(運転支援/視界拡張)はメーカー装着オプション、ナビゲーションシステムはディーラー装着オプション)。

●ツーリングアシストが0〜120km/hでアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動アシスト

さて、こうしたデザインの改良以上に注目したいのが機能性の向上です。
これまでレヴォーグとWRX S4、フォレスターに搭載されていた「アイサイト・ツーリングアシスト」が、インプレッサにも全グレードで標準装備となったのです。

アイサイト・ツーリングアシスト
「アイサイト・ツーリングアシスト」は高速道路の渋滞時を含む全車速域でアクセル・ブレーキ・ステアリングを自動制御することで安全運転を支援し、ドライバーの運転負荷を大幅に軽減。

アイサイト・ツーリングアシストはスバル自慢の安全運転支援システムで、「全車速追従機能付きクルーズコントロール」「車線中央維持」「先行者追従操舵」といった機能が目玉となっています。0〜120km/hでアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動アシストするので、渋滞時から高速巡航まで幅広いシチュエーションでドライバーの負荷を軽減してくれます。

そのほか、新型インプレッサには以下の装備も追加されています。
・アダプティブドライビングビーム

アダプティブドライビングビーム
状況に応じてハイビームの照射範囲を自動制御。

・フロントビューモニター

フロントビューモニター(グリルアップ)
フロントグリルに装着されたカメラで前方確認をサポート。
フロントビューモニター(画面)
見通しの悪い交差点で頼りになること間違いなし。

・リバース連動ドアミラー

リバース連動ドアミラー
後退時に自動的にドアミラーの鏡面を下に向けてくれる。

・運転席シートポジションメモリー機能/ドアミラーメモリー&オート格納機能

運転席シートポジションメモリー機能
シート位置とドアミラーの角度を2名分記憶し、再現してくれる。夫婦で車を使う場合に便利。
ドアミラーメモリー&オート格納機能
ドアのロック/アンロックに連動してドアミラーを自動で格納・展開してくれる。

●新グレード「1.6i-S EyeSight」が登場

グレード展開にも変更があり、「1.6i-S EyeSight」が追加されました。装備内容は「2.0i-S EyeSight」と共通のものが多いのですが、ホイールが17インチ(2.0i-Sは18インチ)でフロントブレーキディスクが15インチ(同16インチ)になるほか、SI-DRIVEやアクティブ・トルク・ベクタリング、フロア下アンダーカバーが未装備という違いがあります。

既存の「1.6i-L EyeSight」「2.0i-L EyeSight」「2.0i-S EyeSight」と合わせて、新型インプレッサは4グレードのラインナップとなります。

・1.6i-L EyeSight

新型インプレッサSPORT 1.6i-L EyeSight
新型インプレッサSPORT 1.6i-L EyeSight(車体色:ピュアレッド)
新型インプレッサG4 1.6i-L EyeSight
新型インプレッサG4 1.6i-L EyeSight(車体色:アイスシルバー・メタリック)

・1.6i-S EyeSight

新型インプレッサSPORT 1.6i-S EyeSight
新型インプレッサSPORT 1.6i-S EyeSight(車体色:クリスタルホワイト・パール※有料色)
新型インプレッサG4 1.6i-S EyeSight
新型インプレッサG4 1.6i-S EyeSight(車体色:ダークブルー・パール)

・2.0i-L EyeSight

新型インプレッサG4 2.0i-L EyeSight
新型インプレッサG4 2.0i-L EyeSight(車体色:マグネタイトグレー・メタリック)
新型インプレッサSPORT 2.0i-L EyeSight
新型インプレッサSPORT 2.0i-L EyeSight(車体色:アイスシルバー・メタリック)

・2.0i-S EyeSight

新型インプレッサG4 2.0i-S EyeSight
新型インプレッサG4 2.0i-S EyeSight(車体色:クォーツブルー・パール)
新型インプレッサSPORT 2.0i-S EyeSight
新型インプレッサSPORT 2.0i-S EyeSight(車体色:クリスタルブラック・シリカ)

ボディカラーは全7色と同様ですが、現行型の「ダークグレー・メタリック」が新型では「マグネタイトグレー・メタリック」となっているのが変更点です。どちらも同系統の濃灰色で、画面上で見比べてみても、あまり違いが分かりませんが…。

その他の詳しい情報は、専用サイトをチェックしてみてください。

【関連リンク】
新型インプレッサ専用サイト
https://www.subaru.jp/impreza/2019impreza/

(長野達郎)