二兎どころか三兎を得た、フォルクスワーゲン・アルテオン【注目モデルとドライブデート!? Vol.14】

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広大なラゲッジスペースにて

しかも、実用的なのはラゲッジスペースだけではない。スポーティな見た目からは想像できないかもしれないが、後席に座ってみるとゆったりとした居心地に驚く。

リアシート
後席も広い
阿久津33
ゆったり座れるリアシート

足元スペースが驚くほど広く用意されているのに加えて、車幅があるから左右感覚にゆとりがあるのが大きな理由だ。真横を見るとサイドウインドウの天地高が低いから実用セダンに比べるとちょっとだけ閉塞感があるけれど、気になるほどではない。それに、心配した頭上のクリアランスも全く問題なし。アルテオンはセダンとしても実力も高いのだ。

アルテオンスタイリング
二兎も三兎も得てしまっているアルテオン

「見た目のクルマだけかと思ったら、そうじゃないんだね。」

そんな彼女の言葉は、まさに的を射ている。世の中には「二兎を追うものは一兎をも得ず」なんて言葉があるけれど、アルテオンはスタイリングが美しいうえに、スポーツカー並みに俊敏な走りも楽しく、それでいて実用性も高い。二兎どころか三兎も得てしまっているのだ。

(文:工藤貴宏/モデル:阿久津真央/ヘア&メイク:東なつみ/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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