静岡県は富士スピードウェイにて開催されているスーパーGT第5戦。3日の土曜日、午前中にはフリー走行が、そして午後には公式予選が行われました。
GT500クラスはエントリー15台に対して約半分となる7台がノックアウトとなるQ1ですが、前戦まで比較的好調だったブリヂストンタイヤ勢がウェイト(燃料リストリクター)ハンデの影響か、ポイントランキング1位と2位を含む6台がノックアウト。
代わって躍進してきたのが#23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生選手と、今年ドライバーを一新した#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R フレデリック・マコヴィッキ選手のミシュラン勢でした。
3番手には#19 WedsSport ADVAN LC500 坪井 翔選手がヨコハマタイヤ勢でトップ、続く4番手にはブリヂストンタイヤ勢トップとなる#39 ZENT CERUMO LC500 石浦 宏明選手が入りました。
その好調ぶりはQ2になっても変わらず、今年5月に行われたスーパーGT第2戦でコースレコードを更新した23号車ロニー・クインタレッリ選手が、富士開催では3戦連続となるポールポジションを獲得!そして2位には23号車と同じくミシュランタイヤを履く3号車平手 晃平選手が入り、GT-Rとミシュランのパッケージがフロントローを独占する形となりました。
予選後の会見でロニー選手は「自分たちよりウェイトハンデの少ないチームが多いので、とにかくトラブルなくコンスタントに走って、少なくとも表彰台に乗りたい。その上でチャンスがあれば(優勝して)少しでも多くポイントを取りたい。選手権につなげたい」と話していました。
松田選手も「今シーズンまだ勝利がないので、まず1勝したいという気持ちが強い。また今回は(獲得できる)ポイントも(他の大会に比べて)多いので、しっかり上位でフィニッシュして、チャンピオンを取るために戦っていきたい」と、決勝への抱負を語っていました。
通常の約3倍、500マイル800kmの長丁場となるスーパーGT第5戦富士、決勝は4日13時30分に戦いの火蓋が切られます。
(H@ty)