●「745 e」のパワートレーンを流用した「545e xDrive」が追加設定か?
BMWのミドルクラス・4ドアサルーン「5シリーズ セダン」の改良型プロトタイプを、先日のツーリングに続いてカメラが初めて捉えました。
キャッチした開発車両は、フロントドアとリアバンパーに貼られた「Hybrid Test Vehicle」のステッカーが貼られており、ハイブリッドモデルであることがわかります。BMWはPHV「530e」の改良モデルを欧州で発売予定ですが、この改良型では新たに「545e xDrive」の設定が噂されています。
これは7シリーズに新たに設定されたPHV「745 e」パワートレインの流用です。745eは往来の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン+電気モーターではなく、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを軸にした新たなPHVシステムとなります。
システム合計出力は389psを発揮しますが、新たに加わる「545e xDrive」では微調整され、最高出力375psが予想されます。
さらに、この開発車両はブルーブレーキキャリパーを装着していることや、フロントフェンダー下に貼られた黒いテープの下にはMバッジが付くと予想されることから、「Mスポーツモデル」である可能性が高いでしょう。キャビン内では、最新のデジタルインストゥルメントクラスターとiDriveインフォテインメントシステムの搭載が期待されており、おそらく5シリーズLCIの全ラインナップに実装される可能性があります。
開発車両のエクステリアは、LEDデイタイムランニングライトがワイドに広がっており、新型「3シリーズ」に似たデザインが予想されます。キドニーグリルは大型化されるほか、エアインテークを含むバンパーを刷新し、よりスポーティで存在感のあるフロントマスクとなるでしょう。リアエンドでは、バンパー、テールライトのグラフィックも再設計されるはずです。
5シリーズ セダンのワールドプレミアは、最速でも2020年前半と見られます
(APOLLO)