●トランスミッション「PDK」へと進化、出力は600ps以上に
ポルシェ911(992世代)の派生モデルとなる最強オープンモデル「911ターボ カブリオレ」のプロトタイプを、これまでで最もカモフラージュが薄い状態でカメラが捉えました。
赤いファブリックルーフを初めて装着したプロトタイプは、より大型のコーナーエアインテーク、サイドスカートを装備するほか、リアフェンダー前部にはエアスクープも見てとれます。
リアエンドでは、可変式リアウィング、クワッドエキゾーストパイプ、エアアウトレット、また足回りにはイエローのブレーキキャリパーが確認できることから、カーボンセラミックブレーキを装着していると思われます。これまでで最も市販型に近いプロトタイプであり、市販へ向け準備が着々と進んでいるようです。
ベースモデルの「カブリオレ」は、新世代の3.0リットル水平対向6気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、最高出力450psを発揮しますが、ターボ カブリオレでは3.8リットル水平対向6気筒ガソリンターボエンジンを搭載、最高出力は600ps以上と見られています。
トランスミッションは、7速DCTから新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「PDK」へと進化、3秒以内に62マイル(100km/h)に達し、最高速度は200マイル(320km/h)というパフォーマンスを発揮します。
ポルシェは9月のフランクフルトモーターショーで「911ターボ」を発表予定で、ターボ カブリオレも同時発表の可能性もありますが、おそらく2020年3月以降の発表と予想されます。
(APOLLO)